カテゴリは悩んだ末に「そのほかのお仕事 花を贈る」に
いれてしまいましたが
厳密にはお仕事ではなく私自身の個人的なギフトでした。
なんだか最近立て続けにいろいろあって、
ずっと遠くから見ていても
すこし、大変そうだったので
カードもつけずに花を送り付けてしまいました。
文もなく 口上もなし 粽五把
ふみもなくこうじょうもなしちまきごは 服部嵐雪
解説には、端午の節句に友人からちまきを贈られた時の句とあります。
手紙も口上もなく、無造作にちまき五把だけが届いたのだ。
後代の蕪村にも似通った句がある。
「鮎くれてよらで過ぎ行く夜半の門 蕪村」
(「新折々の歌2」大岡信著 岩波書店1995年)
花だけを贈ってしまうときにはいつもこの句を思い出します。
言葉ではない何かが、伝わるといいなと思う時に
言葉を添えることは、難しく、
ある種、言い訳のようにあるいは呪文のように
この句を反芻しつつ梱包しています。
言葉では伝えられないことを伝えられるといいなと
思うのは、でも過剰な期待かもしれません。
いつも時間がたりない。
この春からのピークにくらべれば
今はぜんぜんましなスケジュールなのに
なかなか仕事ははかどらなくて
ちゃんとゆっくり書きたいメールもただそのまま
毎日があっというまに過ぎていきます。
そんななかで、一瞬流れに棹をさして
出来る範囲ででも、伝えたいことが伝わるように。
そんな花の贈り物でした。
昨日のラマージュさんの続きも
もう少し書きたいと思います。
でも今日はこれまで。
みなさまお疲れ様でした。

