このブーケは、実は一年前の9月24日に八芳園様へ
お届けした花でした。

ある日、突然旦那様からメールをいただいて、
サプライズでプリザーブドの花を渡したいというご相談。

フォトフレームに、ブーケと似た花をあしらって
お届けすることになりました。

数日後に、元花嫁様、そして今は奥様になられた方から
嬉しいコメントを、インスタのほうにいただきました。

インスタにも書いたけど、
書き足りないのでもっかい言っていいですか。

結婚式の花はたった半日だけど、
めっちゃ贅沢な花だけど、
でもかなうことなら、
その人の記憶に、ずっと残る花を。

花嫁さんを、生涯、ずっと励ます花を。

私が作るブーケは、
たまたま花の形をしてるけど、
それは花ではないんです。

その一日を、ぎゅっと集約した、
アイコンみたいな
触媒みたいな
トリガーみたいな、
何か。

共鳴する道具。

その日の花嫁様の想いに、
確かに共鳴して、
大きく音を伝えるための、ツール。

だと思う。

そういうブーケを作れたら、
それは本望でしょうとも。

この仕事を、
いったい何年やってるんだと思う。

それでも毎回、羽根を抜いても機を織る。
自分を薪にして、火にくべる。
その炎で蹄鉄を打つ、
かなうことなら、
この花が花嫁様の生涯の花になりえますように。

…ってこういう暑苦しいこと演説してるところが
昭和な感じなんでしょうか。

ではみなさま今日もおつかれさまでした。

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