昨日に引き続き作品展の写真を。
今日はブーケを4つ。
冒頭の写真は、春の初めの淡い雪のような
白いチューリップと雪柳のブーケ。

ラフを書いて何度も何度もどんな花にするか
ずっと考え続けた生徒さんでした。
雪柳を風のようにあしらうための
特別なテクニックは何もなく、
ただ手の中で枝と向き合いながら束ねるだけ。
春雪のしっとりとした空気を含むような
美しいブーケでした。

こちらは、とろけるように甘く、
でもどこか大人の気配も感じる
ピンクと紫のブーケ。
作り手の方の気配に似て、
とてもエレガントで、ロマンティックで、
いつまでも見ていたくなるような
夢みたいな花でした。

こちらは、こっくりと深い紫のブーケ。
ヒヤシンスの太くて柔らかい茎も、チューリップの
はりのある茎も、バラやライラックのしっかりした茎も
いっぺんに束ねるのは結構難しく、
作りながら一本や2本は折ってしまいがちです。
けれども見事な束ね方でした。
ご本人のりんとした感じにも似合っていた、と思います。
花は本当に不思議です。どれをとっても
その人が束ねる花になります。

最後は、窓際に飾った白いティアドロップ。
華奢で可憐な印象が、来客の皆様にも
大好評でした。
ティアドロップを作るのはほぼはじめてという
お話でしたが、その名の通り可憐なしずくの形。
窓のむこうの緑とあいまって、
その一角は本当に美しい空間になっていました。

作りながら、とても楽しんでくださった方が多く、
本当によかったです。

お食事も美味しかったです。

結局、深い葛藤の末に
私は昼も夜もいただくことにしたのですが、
むろん前もって、量は少なめにしてくださるように
お願いしていたのですが。

まさか、昼夜ともあっさり
たいらげようとは自分でも思わなんだ。
・・・恐ろしい子!(月影先生風にお願いします)

なんというかやはり本当に
しみじみと、どのお皿も美味しかったので。
つい、つられて。
ええ、ぱくぱくと。
どんだけ食い意地はってるんだ自分。
しかし至福のひとときでございました。

この作品展シリーズ、たぶん明日あたりは
別の記事になるかもですけれど
まだまだ続きます。

では皆様今日もおつかれさまでした。
ありがとうございました。