ジャスミン、って、やはり特別な花です。
その香りと形のかわいらしさは一等です。
1月の一会のレッスンは、南原農園さんのジャスミンを使っての
花冠とミニブーケ。

その最優秀賞。
文句なしでした。


次点、こちらも悩みましたけど。
悩むのはいつものことですが。

カスミソウとジャスミンのブーケ、花時間さんの記事
見せてこういうのもありだよねというお誘いに
まんまと乗ってくださってうれしゅうございました。

一会の生徒さんは何年も通ってくださるかたも多くて、
5年目?いや7年目?という方も。

たとえばずっと、いつも悩みながら丁寧に花を作るある生徒さんが、
何年も何年も続けてきてくださった今日、
気付くと既に花を仕上げています。
丁寧に作る、というのは一会ではかなり重視されることのひとつで、
でもそれをもう何年も積み重ねて、ある日、
むしろ潔くやってみたらというきっかけから
思い切って足し算引き算をする、
そうして出来上がるそれまでのその人には無かった
美しい切れ味の残るような花。

今までのように慎重に丁寧に切り分けた、
その花も十分に素敵だったんです。
でも、今までのスタイルをひとまずおいて、
すぱっと刃物を引いたような切れ味のよい断面。

ひとが変化する、成長する一瞬。

これだから講師の仕事はやめられませんなあと
サトウさんはここでしみじみ晩酌しております。
そこに立ち会えた幸福。
いやービールがうまいでしょ!


個人的に花冠大賞。
素晴らしい出来栄えでした。

一会の生徒さんの多くは花のプロやセミプロの方。
しかし一方、普通のOLさんの方もたくさんいらっしゃいます。
花の仕事には無縁でも、たった月に一度のレッスンでも、
真面目にこまめに休まずに、5年7年とひたすらに続ければ、
上達しないわけがない。

才能というような便利な言葉を、
5年間毎月活け続けた花で、軽く凌駕する現実。

そんなん信じられないという人は、
無理にそれを信じなくてよいのです。

だまされてるみたいだけどまあ信じてみようかなと思う人だけが
使える、一種、魔法らしいです。


こちらはブーケと花冠のバランスがよいです。
制限時間は2時間、
手持ちのジャスミンは25輪。
ともに振り分けは各自の裁量です。


難しい胡蝶蘭とジャスミンの組み合わせを
さらりとクリアする人も。


Facebookではこの作品が一番人気でした。

黒っぽいスカビオサのスパイスの使い方が
これも個人的に大好きです。
かっこいい。

本当にかわいかったです。

しかし明日は2月のスクールの日なので
慌てて1月の記事を書いていることは
公然の秘密です。

おいしそうなブーケ。

オオトリです。

明日の一会定期レッスン2月は、
チューリップの春のブーケ。
かわいいですよ。

季節としては冬が一番好きですが
春の花は、なんというか格別です。
一言でいうと、たまらん。という。

では皆様今日もお疲れ様でした。

一会facebook https://www.facebook.com/ichie.WeddingBouquetTokyo