お待たせしました、先日のジルとかすみ草のブーケの
花嫁さまのお写真です。

花冠にするか、あるいは、
頭の両側に小さなクラウンをふたつつけた
レイア姫の花飾りにするか、決めかねて、
とうとう両方とも!というオーダーでした。
作り手として、そこまでおっしゃっていただけて
これで気合が入らずにいられるだろうかいやいられまい(反語形)
という気持ちです。

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わあ・・・かわいいです。
軽井沢の5月のこの光の雰囲気に、
よく似合っていらっしゃって、素敵です。

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この一年でいろいろな
お花を知り
何とも言葉には表すことが
できない思いでいっぱいです。
ほんとうにいろいろな方の手を通して
お花を手にできたことに
感謝いたします。

ありがとうございました。

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遠方への出張は、やはり
万一途中で何かあったら、
先方で何か不足があったら、と
ひときわ緊張が大きく、毎回身を削るような思いです。

「一片の句を読むことはこの身から
一枚の鱗をはぐようなものだ」、といったのは
たぶん俳人の三橋鷹女だったと思います。(うろ覚え)

時々、鶴の恩返しの鶴のキモチが
わかるような気がします。
自分の羽根を抜いて機を織ってるというか、
「身を削る」ってこういうことなんだ、と
しみじみ思ったり。(笑)

いえ、そんなにかっこいいものではなく、
カツオブシのキモチ、が近いでしょうか。

でも、そんな緊張の連続が終わって
こうして花嫁様の一言だけで本当に
それを補ってありあまる報酬だと、・・・
常に思うのですが、今回はひときわでした。

私自身、一生忘れられない
花のお仕事をさせていただきました。
本当に、ありがとうございました。