本日、シェ松尾天王洲倶楽部さまへお届けしたブーケ。
白のウェディングドレスにあわせてデザインした、
とけるような白に淡いピンクとアプリコットのティアドロップ。
なおこの写真のあと、実際にはヒヤシンスの淡いピンクも入れています。

一会にとっては定番のように、好きな色使いですが
私自身は作るにしたがってこれははっきり
今年、2007年の春のデザインだなあと
確信のように思いました。自己満足。

自分にはそれは確かに先日のフランス行きで見ていた絵の色なのでした。
どの絵というわけではなくて、
オランジェリーとかマルモッタンとかオルセーとかルーブルとか、
それぞれの中の空間で、
自分の内側で見た色を少しずつためて、
そうして糸を出してつむぐというかんじ。。。

・・・つまり蚕?
いやそのたとえは微妙だろという気が。

撤収に行ったアシスタントさんがたが偶然聞けたことには、
最後の新郎様の御挨拶で、シェ松尾さんの次に一会の名をあげて
お礼を言ってくださっていたそうです。
たぶんそれはそんなに考えられたことではなく、
たまたまだったのだと思うのですが、
でも提携先の会場様から御紹介いただいて、何度かメールのやりとりをして、
それでもそうして名前を呼んで、
お礼を言ってくださるということに
いつものことなのですが慣れないほど、嬉しくて、
何度もアシスタントさんにその様子を尋ねてしまいました。

やはり、一会をたたもうかと自問する日もあります。
もうあきらめて灯台守みたいに
ひっそりしたいなあというときも時々はあります。

結局こうした、お客様にとっては小さな、
でも自分にとってはかけがえのない砂金のような言葉に、
励まされる日ばかりです。

ではみなさま今日もお疲れ様でした。
(とくにこのブーケ写真を撮り、
かつ早朝から遅くまで働いてくれたアシスタントNさんごめんなさい、
ほんとうに、助かりました)

明日もどうぞよろしくお願いします。