先週にお届けしたブーケのひとつ。
箱からとりだしたら
わあ!と新婦様が笑顔になってくれました。
御仕度の途中だったのに振り返って、
わあ、かわいい!と言ってくださって、
本当にうれしかったです。
しかし、このブログに
花の写真を大きく載せるときは、
花のきれいさについ、よりかかりたい時である。
と今日やっと気づきました。
ただでさえきれいな花なのに、
それを、ちゃんと、かわいいと思ってもらえるように
仕上げられただろうか。
自分の手を介したことに、意義がちゃんとあっただろうか。
元気な感じ、というリクエストで、
ちょっと迷って、サンダーソニアというぼんぼりみたいな
オレンジの花を最後にあしらいました。
ユリの仲間だそうです。
そう言われれば、葉っぱが確かにユリっぽい。
ぽん、と灯りをともしたようなオレンジの内側を
のぞきこんで、いつも、
いつか、この野生種が咲いているところを
見てみたい、そう思う花のひとつです。
そういえば、いったいいつのまに、
秋になったんだろうと思います。
毎年そう思う日があります。
学生時代の友人が
秋になった、
なにか美味しいものが食べたい。
と、昔、ぽつりと書いた一言を思い出します。
私はいつも、その日からその年の秋になります。
秋の江に打ち込む杭の響かな 漱石
とりあえず何となく、
俳句などをぺらぺらめくって転載してみたくなったり。
秋ですから。
・・・底の浅い、「秋」ではあります。
では皆様今日も本当にお疲れ様でした。
連日のエキサイトブログの不具合で
このブログも時々表示されないようで、本当に恐縮です。
以前はこういうのにいちいち「きーっ」となってましたが
だからといって困る事も別にない、とだんだん解って、
おお、これが年をとって丸くなるってことなんだ、などと
驚愕しています。なるほど。
存外に、たのしいのかも。
おつかれさまでした。

