お台場にあるCARESS様というレストランへ
お届けしたブーケ。

実は2つにシェアできるようになっています。
シェアブーケは基本的に丸い形ですが、
これはワイヤープランツをふんわりとばした
進化系@2010年秋。

花嫁様からメールをいただきました。

 手の中にあるだけで自然と笑顔になってしまった。

そう書いてくださいました。

そうです、2010年の一会のテーマは、

 手の中で、花嫁様を励ますような花を。

自己満足じゃん!
といわれると、返す言葉がございません!

でも、どうして毎年毎年、
新しい花、去年と違う花じゃなくちゃ
いけないんだろう?
なんでこんなに私は「去年と違う花」に
せきたてられてるんだ?

そう自分に疑問に思う時があります。
「一会さんの過去のこの花がよかったのでこれを」
というリクエストがあるのを
体中で嬉しいと思う一方で、
いつも、去年とは違う新しい花を生みださないとと
もがいています。

それはたぶん自分の仕事の材料が、
生きている花だから。

 今日の日の仕事が、今日の摘み取った花の命に
 みあうものでないと。

そんな、おとぎ話めいたことを
どこか本気で思ってるんだと
ふと思います。

しかしそれがつまりCARPE DIEMです。
(今日の日という花を摘み取れという、一会の名前の
後にくっついているわからんラテン語のことです。)

見合う花にできなくて
苦しいときもたくさんあります。
最後に残るのは、お客様に対してでもなく
過去の自分に対してでもなく
自分の手を経て消費されていく花の一輪に、
せめて真摯であること。

では皆さま、今日もお疲れ様でした。

ありがとうございました。