色も花も、岩橋さんにおまかせで。
というご注文でおつくりしたブーケ。
こういうときはなるべく
せめて大人っぽいほうがいいか
かわいいほうがいいか、
あるいは明るいほうがいいか
シックでもかまわないか
くらいは確認するのですが、
本当におまかせで、とおっしゃってくださっていたのもあり
お日にちもせまっていたのもあり、
自分の好きに作らせていただきました。
2011年6月、
今日に出会う、一会の花。
そう思います。
セルリアンかつセルラー。
いつか自生しているところを
見に行きたいものですとも。
生きている花も
プリザーブドフラワーも、
どちらもその日、その場所に
自分の手元にその花がないと、作れない。
画家のように白いキャンパスの中に
自在に絵を描くことはできない。
手元にきたそれらの花に依拠して初めて、
作ることができるブーケ。
たくさんの岐路と
たくさんの偶然を経て
手元に来た花。
見合う仕事をしなければと思います。
この文章を今、画面越しに読んでくださる方も
奇跡のような偶然のひとつ、
そう改めて思います。
では、今日も本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。


