箱を開けたとたんによい香りがして
  幸せな気持ちになりました、

というお言葉を、
花嫁様と、
義理のお母様と、
お二人からいただきました。

大阪まで、生花のブーケ。

紆余曲折をへて結局、
前日に東京にいらした義理のご両親さまへ
東京駅の新幹線ホームでお受渡しをして、
ブートニアもヘッドドレスも生花でおつくりすることに。

そのご新郎様のご両親が丁寧に東京から大阪まで
新幹線で運んでくださった、
お二人の手で運んでくださった、ブーケ。

それを思うだけで、なんだか胸がじんとします。

とても愛らしいご新婦様と優しそうなお義母さま、
おふたりともに
喜んでいただけて、ほんとうによかった。
ほんとうにありがとうございました。

で、今日って月曜日ですよね?
金曜日?だったっけ?ゴミの日って明日?
祝日が入ると曜日感覚が狂う。

連休だの祝日だのハッピーマンデーだの、
世間様にはお休みが多すぎるのではないか、と主張したい
「貧乏暇なし」な自分です。
ああ温泉行きたいよう。
しかしこのご時世お仕事をこうしていただけることは
嬉しいことです。

そのお気持ちに感謝でこたえるべく
早朝の生花市場では、
挨拶をしたりされたりしながらめっちゃハンティング。

市場はアフリカのサバンナであり、
タイミングひとつで仕入の成果が左右されるので
寝ぼけ眼ながら、
両眼から「いい花サーチビーム」が出てます。

7時くらいになると、そんな
けばだった羽もやや落ち着き
ふうとひと段落しておおっぴらにあくびをしてたら
「今の一会さんのあくび、次に俺にうつるっす。
なんでかアクビってうつりますよねえ」と
しっかり見られて突っ込まれたりします。
油断大敵っす。

ちなみに今日の一会としては
たまたまヘミングウェイ「老人と海」の話になりまして、
「読んだことある?」とアシスタントバームちゃんに尋ねたところ
「いえ途中で挫折しました。」というので
ざっとあらすじを説明。

「えーと、年老いた漁師のおじいさんがいてさ、
ある日遠出をして、
そこで大きなカジキが釣り針にひっかかって、
格闘してね」

バームちゃん「ふんふん」

自分
「おじいさんはその大カジキをね、
3日がかりでとうとう釣り上げたんだけどさ」
「港に帰ってくる前に、
サメの大群に襲われて」
「すごく戦ったんだけど、とうとう最後は食べられて
骨だけになっちゃうの」

ばーむちゃん
「え、おじいさんがですか?」

ち が い ま す。

骨だけになったのはカジキであって、
おじいさんがサメに食べられたわけでは、

と、続きを説明する気力を失った自分を、
誰も責められない。
と思うのですが、いかがでしょう。

どうでもいいんだけど
アシスタントさんネタをもうひとつ。

先日一会近くにこじゃれたカフェができまして
おお白金っぽいぜ、じゃあテイクアウトをしてみようと
「グレープフルーツと穀物とアボガドのサラダ」@350円也、
買ってきたよ、食べてみたら?と
新人アシスタントさんに勧めたら

「おお・・・シャレオツ」

・・・
・・・・
・・・・・

「え、ごめん、今なんて言った?

シャレオツ?

も・・・もしかしておしゃれってこと?

え、ほんと?

ほんとにシャレオツって言った?

いやごめん肉声で聞いたのは初めてかも」

ちなみに一会では不用意な言動をすると
そのまんまアシスタントさんのコードネームにされてしまう。
ということがしばしばあります。

アシスタント「シャレオツ」さんでいいのかどうか
明日、もう一度本人に一対一で、
よくよく確認してみようと思います。

ちなみにサラダはおいしかったですが、
ソーセージパイはいまひとつ。

白金界隈はヒキガエルとコウモリしかいないとはいえ
パン屋の充実っぷりに関しては悪くないです。
この値段なら金麦かラビラントのほうが。

えーと、何の話だったんでしたっけ?
そう大阪のブーケの話でした。
脱線が著しくなった場合には
修羅場モードMAXです。

では皆様今日もお疲れ様でした。