昨日のお二人の続きです。
昨年の7月、パークハイアット東京様へお届けしたブーケ。
梅雨明けのころ。
使ったのは白のバラ、シャインホワイトという品種です。
ドレスは、お母様とドレスデザイナーさんがご相談を重ね
作られた、というこだわりのもの。素敵です。
頂いたメールを写真とともにご紹介させていただきます。
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昨年の結婚式、披露宴はもう遠い昔のような気もします。
が、まだ1年たっていないのですよね。
昨年の今頃は準備にとりかかっていたとは思うのに
なかなか思い出せないものです…
特に式も披露宴もこだわりはありませんでした。
主人の方が一生懸命であったと思います。
ドレスも昔から母がそれなりのポリシーを持っているのを感じていたので
主導権は母に渡してしまいました。
そんな私でしたが、お花だけは
自分で納得したものを持ちたかったのです。
特に結婚願望のない私でしたが、
なぜか花時間のブーケ特集は学生の時から
時々買っていました。
実は岩橋様のところに伺った時もバックに忍ばせていました。
(十数年前の岩橋様の写真付きでした。)
ドレスの型が徐々に決まってきたときからブーケをどうしよう、
と毎日悩んでいたのですが
目につく気に入ったブーケの多くは岩橋様ので、
もうこれはお願いするしかない!と思ったのです。
あの不思議なグリーンのドレスと
ある意味クラシカルなウエディングドレスの両方に
全く違うニュアンスのブーケを作って、
母が想いを込めてつくってくれたドレスを
完成させたい一心でもあったと思います。
訪問させていただいて、打合せをした時、
どういったように気持を伝えてよいかわからず…
でも少し話をしただけで岩橋様が
「あ、こういったお花は?」を見せて下さったときに
「持ってきた雑誌は見せなくても大丈夫だわ。もう安心。」
と一会さんに出会えたことを感謝したいと思いました。
そして当日に私の前に届けられた花々の美しいこと!!
シャインホワイトは私の好みのぷっくりとしたバラで、
白一色のバラとリクエストした通りで
可愛くて梅雨明け宣言の日にぴったりのブーケでした。
香りもきつくなくほんのり薫って肩に力が入りがちな
私に安心感を与えてくれました。
当日は本当に素晴らしいブーケを2つもありがとうございました。
彼のブートニアもリクエスト通り一輪でバッチリでしたし、
本当に本当に一会さんにお願いして
よかった!と今でも心の底から思っております。
そして毎朝の日課により全国の花嫁さん方の
幸せを感じられる「窓」をつくってくださっている
岩橋様に感謝の気持ちで一杯です。
もうブーケを持つことが出来ないのが残念ですが、
それだからあの日が特別でとても大事で、
真剣にブーケをお願いする先を
考えたことに意味があったのだと思います。

私も多くの先輩花嫁様達の姿を拝見して、
ドレスのバランスやブーケの型を
参考にさせていただいたので、少しでも恩返しといいますか、
バトンをだれかに渡す行為を出来れば嬉しいな、と思います。
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最後に書いてくださった一行に、心をゆさぶられます。
とてもとても微妙な、素敵な色のドレス。
まるで湖水をのぞきこむような
美しさが写真からも伝わります。
三日月のように弧を描く形は
クレッセントブーケといいます。
実は、お式のあと2日後に、メールをくださったのですけれども
「カラードレス用のブーケは、
もう本当にIwahashi Magicでした!(敬称略)」
と書いてくださったその最後の
敬称略という一言に、花嫁様のお人柄を感じてしまう、
いつもいただくメールの最後に季節のことが一言。
とても丁寧で、品のある方。
そんな印象にぴったりのドレス姿と、
その心がうつされているような
お二人の笑顔に、
とてもいいご夫婦でいらっしゃるんだなと
画面越しにうっとりしています。
ブーケはもうもてないけれど、
だからこそあの一日は特別で、
ブーケの依頼先を吟味する意味があった、
そう書いてくださった一文。
自分自身の、糧にします。
本当にありがとうございました。
では今日もおつかれさまでした。
ありがとうございました。






