
アシスタントシルキーちゃんが
ブーケをお届けしたところ、
花嫁様は、
はらはらはら、と両の目から
涙をこぼしてくださったのだそうです。
それを見て、思わずもらい泣きしちゃって、
と帰ってきてシルキーちゃんが
説明してくれました。
とても、こだわりのある花嫁様でした。
ほっとしています。
生の花というもので食べてく仕事をしていると
なんというか、それはオカルト的かもしれませんが、
「世の中は予定調和」だと思うときがあって、
万物帳尻がとれてるなあと思うときがあって、
想いがその形通りではなくても、まったく実らないことはないと思うし
腐らないで努力することもいつか形を変えて実を結ぶと思う。
人生万事塞翁が馬というか
禍福はあざなえる縄のごとしというか
人生楽ありゃ苦もあるさーというか。
はらはらはらと涙を流してくださったその光景を
私は実際に見たわけではないけれども
アシスタントシルキーちゃんが送ってくれた
携帯メールで読んだ一瞬のことは
この先ずっと、うれしい記憶になると思う。
「こころ」、という名の
臓器はないけれども
まるでそういうものがあるかのように感じる時があります。
むしろ、毎日逐一のことが
こころに支配されている。
心から心にものを思はせて身を苦しむるわが身なりけり
惑ひきて悟り得べくもなかりつる心を知るは心なりけり
西行
えっと、何の話だったっけ。
収拾がつかなくなってきたので
西行とかで適当にお茶を濁して、
では皆様今日も本当にお疲れ様でした。
ためておりますメールはまもなくお返事を。
