ひとつの球体、
カスミソウだけのブーケです。

カスミソウのみで仕上げるブーケなら
通常はクラッチブーケで作りますが、
この日は「外式」で、長い時間を持つことが前提だったので
ホルダーと呼ばれる保水できる装置を使って
作りました。

「外式」(そとしき)とは、ご披露宴会場とは異なる場所、
多くは教会などで挙式することです。
日常的に使ってるけど、専門用語なのかも。と
このブログを書きながら気づいて補足まで。

最近の結婚式のひとつの潮流かもしれません。
ご自身の以前から通っている教会という方は無論のこと、
ご自分の母校だったり、ご自身で選ばれた場所だったり、
そこで挙式をして別の場所で披露宴、あるいは会食という
流れです。

ここで花屋としては

ブーケがどのくらいの時間使われるのか(移動時間も含め)
ということと、
ウエルカムボードとか受付装花の移動をどうするのか?
というあたりが
もっとも気にかかる焦点でありまして
そういうしょうもない些事、
でも当日、スムーズにいかなかったらちょっと悲しいよね、
というよな、実にこまごまとした問題を、
事前にお二人の意向を確認しておくことも、
自分の仕事の範疇だと思っております。

多くの場合、お二人には初めてのことばかりで
なので、余計なお世話なのは百も承知で、
とりあえず指差し確認する癖が、
身に沁みこんでいる次第。

結果、花のお打合せの席で、進行表などを質問攻め。
どうかご無礼をお許しください、
拙者小心者なのでござる。

では皆様今日もお疲れ様でした。