「ブーケ、めっちゃかわいいです」と
花嫁様からメールをいただきました。

このひとつのために仕入れたコスモスは
結果120本、半数は既に注文していて
それは立派だったのですが
もう少し華奢なのも足したくて
あっちで10本、こっちで20本と買い足していたら
あっというまに狭い一会事務所は
コスモス祭りになるくらい。

昨日のイチエッタに名乗りをあげてくださった
元花嫁様と未来の花嫁様のところへ
それぞれ旅立っていきました。

「花嫁様」は一会にとって、毎週の出来事であり
いつも未来であり、今日であり、そして過去です。

自分は、その人生の要となるステージで、
文字通りただ小さな花を添えるだけです。
ただ小さな花だけどそれで食べている人間としての精一杯を。

コスモスなんて、そんなに長持ちする花ではありません。
でもその宇宙という名前をしょって
ほんの少しだけ咲く花を、
愛おしいと思います。

今日の花嫁様が示してくださったブーケは、
元アシスタントさんのこの時のブーケでした。

自分のできる仕事には限界があって
いつもそれを知らされます。しかし一方で、
でも限界までやってみることも
それはそれで意味があると思う。

では今日もお疲れ様でした。