横浜、ホテルニューグランド様へお届けしたブーケでした。
ナチュラルだけど草花じゃない、
ミックスカラーだけどパステルじゃない、
かっこいいけどスタイリッシュじゃなくて
花嫁様は最初から何も迷わず、
きびきびと意思を持って自分に言います。
「つまり、パンチの効いた感じなんです。」
帰られた後に、
「一会にはちょっと珍しいお客さんでしょうか」、
と、新人のアシスタントさんが言いますが
確かに一会において
ふんわりロマンティックなブーケも
繊細な草花たくさんのブーケもそれぞれ特徴ではありますが、
実は個人的には、
こういうオーダーも、そして花嫁様も、
すごく好きです。
なんとなくだけど
きっと頭のきれる人なんだと思う。
と、アシスタントさんに演説。
潔くって、素敵です。
よくぞ、一会を見つけてご注文くださいました。
お届けしたアシスタントさんが言うには
イメージ通りだと、喜んでくださったそうです。
よかった。
ナチュラルだけどナチュラルすぎない、
甘くないけどスタイリッシュじゃない、
たくさんの弧を指先に乗せて、ちょうどの重心を探る作業。
バランス。
つり合いがとれること。
花嫁様の描く、まだ見えない、
でも確固たるイメージを差し向かいに置き、
そこに釣り合うように分銅をひとつずつ、
息をつめてピンセットで乗せていく。
そんな仕事です。
そもそも、何かを、とてもとても好きだ、という反対側には
同じ量の、何かをとてもキライだというはっきりした決意があって、
それでこその「好き」だと思う。
夏痩せて嫌いなものは嫌いなり 鷹女
そう言い切るのは勇気がいるけど
あれが嫌いと言い切ってこそ、それで嫌われてこそ、
胸を張って自分はこれが好きだ、と言いきりたい。
自分は花が好きだし、この花の仕事が好きです。
でも経理は嫌いで苦手ですとも。
おうともさ。
では皆様今日もお疲れ様でした。
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リンク貼り担当:アシスタント山田花子のプチ情報♪
こちらのブーケをお持ちになられた新婦様の贈呈用花束の記事はこちらです。
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