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安心してください。大成功でした。
本当に、本当に、ありがとうございました。
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昨年10月のホテルマンハッタン様への
挙式用のブーケです。
お色直しのブーケはこちら、
それをドライフラワーにしてくださった写真はこちらです。
打ち合わせから当日までの間に
何十枚にわたる、結婚式に関するこだわりの写真をいただきました。
またひとつひとつものすごく丁寧に注釈がほどこされていて、
選んだドレスについて、
結婚式のテーマカラーについて、
ご新郎様のタイの色について、
ヘッドアクセサリにするビジューの詳細について、
それはそれはもう本当にこだわりぬかれた花嫁様でした。
それなのに、
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オーダーは、「挙式ブーケもお花直しブーケも、
どんなものかも、色も、まるっと岩橋さんにお任せ」です。
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と。
式の直前に、念押しされました。
えええええ!?
こんなにも、細部までとことんこだわっている花嫁様、
なのに、
お、おまかせで。
ていうかむしろ、もう細部まで指定してほしい・・・
と、痛切に思いました。(今だから言える話1)
リボンをほどくと二つになるブーケ。
作りながら、のどがカラカラでした。
二つ並んだ不思議な花は、
セルリアフロリダと言います。
セルラー&セルリアン、全国セルリア委員会会長(自称)の自分としては
花嫁様がたくさんくださった写真の中にあった
このセルリアを是非いれたくて、
無事市場に出荷されていてよっしゃと仕入れたものの、
もし、もしも、
一会の定期スクールでこんなふうに
生徒さんがセルリア二つを並べていたら、
やっぱり一言「うーん、それは、どっちかだよ?」と言うと思うのです。
ふたつ並べるより、ひとつに絞ったほうが
その花が活きる。
でもこの日、この時、喉がカラカラになりながら、
気付いたら無呼吸になりながら作ったこのブーケは、
どうしてもふたつのセルリアのどちらかを、選べませんでした。
どうしても、どちらかひとつを切り落とせませんでした。
どんなに考えてもできなかった。
なので、ふたつそのままで出しました。
その日、その時の葛藤を今もまざまざと覚えていて、
思い出すとまた無呼吸になるくらいですとも。
花嫁様から二日後にいただいた、
長い長いメール。
そしてたくさんの、挙式後のブーケ、二日後の写真を
いただきました。
ちょっとくたびれているけれど、
ホテルをチェックアウトするまで、それに遅刻するまで
何枚を写真を撮ってくださったのだそうです。
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次に、ようやくですが挙式ブーケについてお話しさせて下さい。
本当に、本当に、ありがとうございました。
本当に可愛かったです。
搬入時に私がよく見れたのは挙式ブーケで、涙が出たのは挙式ブーケを見てです。
最後になってしまいましたが、ブログに載っていたのが
お色直しブーケだったので、先に来ただけで、
挙式ブーケも、本当に素敵で、本当に大好きです。
ずっとうっとり見ています。
搬入して下さった時は、メイクの真っ最中でしたが、
私が強くお願いして中断して頂き、ブーケを見に行きました。
なので、泣くとメイクがやり直しになって申し訳なく、一所懸命こらえ、
こらえたのですが、その後涙がこぼれてしまいました。
お任せにして、本当に良かったと思っていたのです。
(中略)
そして、思ってもいなかった、というか予想が全くついてなかったのですが、
白っぽいブーケが届いて、
多くの花嫁さんが持つ色合いかもしれないけど、
お花が、これもいろんな種類が入っていて、すごくお洒落に出来ていて、
そしてクラッチが本当に可愛いくて、
リボンもサラサラではかなく、とっても素敵でした。
そして、こちらも、当日まじまじ見ていたはずなのに、
気付いていなかったことに今気付いたりしています。
私が、写真で持っていったピンクと薄紫のブーケの、この花が好きですとお伝えしたお花と、同じか似たお花の白を入れて下さったのですね。
私が好きといったブーケと同じではないのに、
新しく、私の好きなブーケを作って下さるというのは本当にすごい事ですね。
私が気に入ると分かっているとしか思えないです。
私の好きな感じをものすごく汲み取って下さるか
ら出来るのでしょうか。
不思議でしょうがないです。
言い方はおかしいですが、
「私は大喜びでした」と早く伝えたかったです。
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私は大喜びでした。
という一言をこうして見返すたび、
読み返すたびに、
胸がつまって、
涙が出るほど、
どれほどに、
嬉しいことか、
この場所からお伝えできたなら。
あの日、自分に持てる限りの精一杯で作った
わずか直径20センチの花。
喜んでくださって、ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
と、何度書いたら伝わるだろうと思います。
大切な日に、
お花を届けさせていただいて、
ありがとうございました。
では皆様、今日もお疲れ様でした。
一会設立15年目の2015年、
今年も少しでも喜んでもらえる花をと思います。
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新婦さまがブーケを身に着けられた記事はこちらです♪
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