ラウンドブーケ帝国ホテル様へいにしへの八重の

帝国ホテル様へお届けした、ブーケでした。

たくさんの花弁をもつ八重のバラ、
ほんのりと淡い、桜のようなピンクを挿し色に。

さきほど、花嫁様からメールをいただきました。

母ともども一会の作品のとりこになりました、

と、書いてくださったお言葉に、
ここから深い深い感謝を。

いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重に匂ひぬるかな
伊勢大輔

（百人一首の歌ですが、
田辺聖子さんの解説が面白かったデス）

咲き誇った桜の花は、その時代の一瞬、
でもその一瞬は、こうして何百年もの時を経て
時代に洗われた一粒の砂金のように、
手のひらに残る。
こともある。

少なくとも自分は生きる限りは覚えていようと思います。
この日、帝国ホテル様にお届けした、一つの花のこと。

では皆様今日もおつかれさまでした。

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