本日、東京女子大学の結婚式で、3月の、雪の日に。



ご家族と親しいご友人だけのご結婚式で、

ドレスの裾を持ち上げるのは、お二人のお母様。

降りしきる雪の中、
「はい、では撮りまーす!」
というカメラマンさんの声に

あわててその場を小走りに離れて、並んで見守るお母様の後ろ姿が

かわいくて。

なんか、いとしいような気持ちで。


この日、チャペルでの挙式を終えて、さあと片付けようとしたら、
今日担当のカメラマンさんが
「これから外で、雪の中で撮影です、お二人がご希望されていて」。

思わず、
「ドレスはレンタルなんでしょうか」
と、真っ先に心配してしまうあたり、
今思い出すだに
我ながら、ウェディング業界どっぷり長いなあ。

そして心底、花嫁さん好きだなあ、自分。
だって後からすごいクリーニング代を請求されたら、花嫁さん、
たいへんじゃん!
と、とっさに思ってしまった。

「いえ、ドレスは花嫁さんの、ご自分のなので」と
カメラマンさんが教えてくれて、
「え、じゃあ、行くしかないでしょう!」と即答。
春の雪の中庭に、レッツゴー!
ざます!!!

ご新郎様、雪の中で思わずバンザイしちゃう
ここらへんから、
だんだん楽しくて自分もテンションだだあがりで、笑いっぱなし、

なんかね、本当に素敵な結婚式だったんです。

ああ、結婚式の花の仕事しててよかったな、


幸せだなあと心からおもえるような、
お仕事を、
ありがとうございました。

この3月、桜のころ、
思いもかけない雪の日の結婚式に。

当日の朝、ユリを山ほど積み込んで
東京女子に向かう高速の上で、雨は激しくなる一方。
「せめて花嫁さんの写真の時くらい、雨やんでくれないかなあ」と
アシスタントさんに、何度もグチグチいってました。


都内に戻った夜、
雪は雨にかわって、もうすっかり溶けて、
まるであの一瞬は、まぼろしのようなのでした。

結婚式の神様が見せてくれた、
まるで、雪の魔法のようでした。

最初はもっと小規模な装花でしたが、やっぱり最後列まで飾ろうと
ふんぱつしてくださったお二人、
喜んで持って帰ってくださったおかあさま、
雪の中のお二人を思わず撮ってしまってらしたご友人のみなさま、
お声をかけようとしたら赤い目をしてらしたお父様、
手が空いてるからとリボンをまくのを手伝ってくれたご親族さま。

「ご新郎様もなんかすごく良い感じの方でしたねえ」と、帰りながら、
アシスタントさんがいいます。
「花嫁さんもほんとに感じがよくてかわいらしくて、
もうめっちゃかわいかったよ!」といい返す自分。

写真見返してたら、涙が出そう。

たった一日の花、だけど一生記憶に残る花を。
それは一会のキャッチフレーズ。

そしてたぶん自分も一生忘れないと思う。

今日の結婚式のこと。

後日花嫁様から頂いたメールはこちらでした。

では皆様今日も本当におつかれさまでした。

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