去年の、あるリストランテでのゲストテーブル装花です。
お客様に聞かれて説明するときにこの写真を
探すことが割に多くて、
今日ひとつの記事としてあらためてアップすることに。

最近お打ち合わせのたびに
「あのブーケですよね」
「そう、あれなんですけど・・・」
「あのピンクのバラの入った」
「ああ、あれですよねー」
と、お話しながら自分のブログをせっせと探すことが増えて
そのたびにああもう何をこんなに毎日書いているんだ、と
一人突っ込みしてしまいます。

一会トップページに、このブログ記事内から探せるような
Googleの検索窓は付けてもらっているのですが、
それだけでも分かりにくくて、
とりあえず早くHPにアップしなくては・・・。
毎日書き捨てるだけ書いたまま、
整理がなってない自業自得さ加減が身にしみます。とほほです。

確か去年の秋に、このブログを書き始めてそろそろ一年。
今、この一会のある東京白金は雨が降っていて、静かです。

 昨日まで燃えてゐた野が
 今日茫然として、曇つた空の下につづく。
 一雨毎に秋になるのだ、と人は云ふ
 秋蝉は、もはやかしこに鳴いてゐる、
 草の中の、ひともとの木の中に。

 「秋」 中原中也 『山羊の歌』 

一雨ごとに秋になるのだ
という、ひとひらの言葉を、この季節、雨がふるごとに、
いつも心で繰り返している気がします。