羽田空港近くのレストラン。
窓からは離着陸する飛行機が見えるその一角での
アットホームで温かなウェディングパーティ。

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一会さま 岩橋さま

先日はどうもありがとうございました。
ご連絡がおそくなりまして申し訳ありません。

当日のお花とてもすてきでした。
会場を鮮やかに彩ってくれていました。

かわいい青りんごやぶどうが涼しげで、グラスに入れていただいたりころころと
転がしてもらって、フルーツはちょっと予算面で難しいかもと伺っていたので
諦めていましたのに、これこそ岩橋さんのお心遣いなのだなぁと
申し訳ない思いとありがたい気持ちでいっぱいです。

ブログに当日の装花の写真をのせていただけて
うれしかったです。

木の実が季節の移り変わりを描いてくれて、ころんとまるいお花も
入れてくださっていたのですね。
ほぼ全部をゲストの方にお持ち帰りいただき、私たちの手元には
ほんの少し、玄関に飾らせてもらっています。
みんな喜んでくれたのでよかったです。

母へのお花は甘くやさしく、あぁこれぞ…とうっとりしました。
淡いピンクの大きなバラの花と一重咲きというのでしょうか?ウェーブのような
バラがかわいらしくて、まるで花嫁さんのブーケみたいなアレンジをもらって、
大切に抱える母たちがとてもきれいでした。
持ち帰りのことを配慮してくださり、紙の入れ物*にしていただのですね。
ありがとうございました。

(*実は、紙の入れ物だったのではなく、木製の器を
ラッピングペーパーでくるんでいたのでした。
一瞬だったし軽かったので紙のようだったのですね。。。
ややこしくてすみません。岩橋注)

岩橋さんに会場装花をお願いさせていただいてから式までの間、
お花について今まで考えなかったことを少しずつ、思うようになりました。
本当はずっと切花が苦手だったのです。枯れてしまうから。

でも、その一瞬のために咲いている花を
一生懸命育てる人が居て、扱う人が居て。
以前自分が関わっていた、舞台というものと同じだと思いました。

心に残る花。
とても贅沢な記憶をありがとうございました。

秋雨の季節ですね。
お忙しいことと思いますがどうぞ毎日をご自愛くださり
これからも花嫁さんに幸せな記憶を作ってあげてください。

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いつも書くことですが、なによりも、新婦様からのメールが
やはり、最大の報酬です。

そしてさらに嬉しいことは、こうしたひとこと、
枯れてしまうから切花は苦手だったけれど、というくだり。
はじめてそんなことを聞いて、

ああ、そうでいらしたんだ、
それなのに、花を大切に思ってくださったんだ、

そう思うと、心が強くゆさぶられるように読みかえしました。
何度も。

一会には、以前一会の花を持ってくださった新婦様で
今、登録のアシスタントを務めてくださる方がいます。
いつも私のことをとても心配してくださって、
そんなに120%やらなくても、たとえ90%でも
絶対に、充分すぎるくらいですよ、と、いさめてくれます。
私はそれに感動しましたから、と言って。

この数日その言葉に耳朶をうたれながらも、
何度やっても、どんなにやっても
自分が「できるようになった」と思う日はなくて、
毎週毎週、生まれる障害や不都合や問題に直面しては、
自分の力不足を思います。

それでも一生懸命やってきたつもりだったけれど
でももっと昔にもっと勉強しておけばよかったな、という
痛切な思いがあります。
その不足を埋めるのに、できることを尽くすしかほかに
仕方ないかな、そう思います。

新婦様からいただいたメールには、
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今日は十五夜のお月見ですね。
近頃「うさぎ」を連想するとき、一会さんで覚えた
「雪うさぎ」のトワカップを思います。

” 月を見て うさぎを想う トワカップ ”  

失礼しました~(^^)/♪ 

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ちょうど昨日、ランの生産者さんであるわたなべさまより
コメントをいただいたので、
こうして新婦様からのお言葉を届けたくなってしまいました。

とてもキュートで美しい新婦様、あんまりかわいかったので、
感謝をこめつつ、締めくくりにこの一枚を。

本当に、ありがとうございました。