お持ち帰りできるように仕立てたリースと
一緒につるしたドライオレンジのスライス。

 「あれは何?」

と、何度も尋ねられました。

 「レモン?」

いえレモンじゃなくてオレンジです。

そのシェ松尾天王洲倶楽部様の27階に飾った
ウエルカムスペース兼デザートビュッフェの花。

実はその前の週の別の案件で使った
白バラの鉢を、一週間大事に、陽にあてて
また咲かせて使用しています。
一会では、原則として花の使いまわしはしません。

でもまれに、
「この選択のほうが
絶対にお客様に喜んでいただける」
という自信があるときは、
二つの装花の一部で
同じ枝や鉢を使います。

少しでも、同じご予算で
よりご要望にぴったり添えるように
工夫をしています。
そして同時に、なるべく無駄にしないようにしています。

この日は晴天。
大きくとられた特徴的な窓の向こうには
キリンの群像が見えます。

「キリン」は、私が、
内心勝手にそう呼んでいるだけですが。
東京、竹芝桟橋から八丈や三宅島に行くフェリーがあって、
東京湾を出ていく間際に
このキリンたちがいつも見送ってくれます。

・・・と、旅オタクな回想を書く場所ではなく、
キリンレモンじゃないんですよとかオヤジギャグ的なことを
念押ししている場合でもなく、
花のブログなので、

先日ある方へ作ったギフトの花束。
白く小さな花はマトリカリアの「天使の卵」という品種。

こちらはその同じ方のお母様へ。

花の市場ではそろそろ
フリージアやチューリップが出てきました。
これから冬というのに、すでに春の準備は
はじまっています。

 
では皆様今日もお疲れ様でした。