5月になりました。
眩しい季節がきて、
ああ今年もまた初夏へ移っていくんだなあと
思います。
レースのドレスにあわせて
作ったブーケは、
レースフラワー、というその名も麗しい花を
最後にさしいれて仕上げました。
「彼女は、この花がかわいいって言ってました」
と新郎様が嬉しそうに言ってくださいます。
エントランスから続く小道、
わずか十歩あまりの距離ですが
いつもスタッフの方が、時には、支配人自ら
ほうきを持ってくまなく清められる小道。
少しの時間の間にも葉が舞い落ちるのを
はいていらっしゃるので、
私がしますと申し上げたところ
もうすぐ写真撮影だからね、と
笑顔で答えられました。
「彼女が、この花びらの散った感じがいいそうです」
にっこりほほ笑む新郎様も新婦様も
初夏の光の中、どんなにかわいらしくて素敵だったか、
気づいたらカメラ小僧になっておりましたが、
この美しい日の背景のひとつに
自分の花がそこにあって、
お二人を飾っていられたことが、とても、
・・・うれしかったのでした。
ありがとうございました。
では皆様今日もお疲れ様でした。




