はがきにしてみたいような
一枚の写真は、
まだ3月の話でした。
暑くなる今日、こうして写真を見返す不思議を
思います。
花の仕事は春夏秋冬の移り変わる
その季節のすそにまとわりつきながら、
ようやくできるようなことばかりなので、
毎年まいとし、過ぎ去っていった数ヶ月前や数年前の情景を
思い出しては、
自分の来し方を思い返したりするのでした。
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しつこいですが、高砂を初めて見た時の感動は
今でもはっきり覚えています!
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というお言葉からいただいたたくさんの写真。
花冠は新婦様の手作りです。
その色にあわせて作ったラウンドブーケと、
お色直しでお持ちになったレースのバスケットブーケ。
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お花は枯れてしまうけど、こうやってたくさんの人たちの
心にしっかり残る作品を作る岩橋さん、一会のみなさんは
なんてステキなお仕事をしているんだろう!って。
ほんとにほんとに出会えたことに感謝です。
ありがとうございました。
これからもちょこちょこお願いすることが
あると思いますのでどうぞよろしくお願いします。
ブログも楽しみにしてます。
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白状すると、
名前より、会場名と日付でお客様のことを
覚えていたりします。
その日はどんな天気で、どのくらい道が混んでいたかとか、
どんなふうにお打ち合わせをしたかとか、
どんなふうにそこで笑ってしまったかとか、
納品する日にどんなことにココロを砕いたかとか
どこで意外につまづいたかとか、
毎週毎週、薄められていく記憶の中で、
思い出すのは花だけです。
そうしておふたりの笑顔だけです。
本当は、どんなにどんなにこのお二人が
魅力的に笑っていらしたか、
母の日にもどんなふうに頼んでくださったかを
つらつらと書き連ねたいところですが、
新郎新婦様をあまりにほめすぎだと
写真をかえって送りにくいです、
とのお言葉もアンケートでいただいて、
自粛します。
雑誌の一枚のようですが
でもお二人にはきっと日常になっていく、
その糧のひとつ、
土壌の一粒。
そのひとかけらを作る業者の一人として
そのひとかけらでも、少しでもより磨かれたものが
その日、お二人の傍らにあるように。
と、思っています。
それだけは確かにそうです。
では皆様、今日もほんとに本当に、お疲れ様でした。





