ホテルニューオータニ、翠鳳の間へお届けした装花です。

実は、知人のご披露宴でした。
列席させていただければどんなにかとは思いましたが
この週末、一会はたくさんのご注文をいただいていて、
それはかなわず。
結婚式の花の仕事は、
何月何日何時、というご披露宴開始時間がまずゆるぎなく決まっていて、
そうして花はナマモノでもあるので
それに対する、最善となる仕入日もその直前の市場が開かれる
金曜日の朝、と自動的に決まってきます。
仕入れたその時間から花を加工できるのは、
開宴までの20時間か30時間程度。
その時間で、できることを全部いたさねばならぬ。
なので、自分の私情でそのうちの数時間をさくことが
どうしてもためらわれました。すみません。
たとえ列席はできなくても、せめて花で、お祝いを。
かなえたいことが全部かなった、とおっしゃるご新郎さまの
誰一人残らずここでつながる、そんなご結婚式に
花を添えられることができれば。

当日は、ピアノも入り
そのリハーサルとはいえ極上の音楽を
すぐ隣で聞くことができたのはまさに役得でした。
開宴の扉があく30分前、手際よく進む会場全体の準備の真っ最中、
ほんの一瞬、空気が変わったようでした。
花を飾っていたら「ふわっふわだねえ!」とお言葉をいただいたので
ふわふわの装花という記事タイトルに。
我ながらネーミングセンスが以下略。

ピアノを弾かれた方にお渡しした花、
香り高いイブピアッチェというバラをたくさん使って作りました。
アクセントはチョコベリーの実と猫じゃらしみたいなラグラスです。
では皆様今日もお疲れ様でした。
・・・明日は一会の定期レッスン日、と気づいて、
つまり先月分の記事をアップしてないことに気づいて
青ざめております。すみません仕事が遅くって!!!
あと伝言ながらオークションのボールブーケもピンボケながら、
写真を載せましたので
数日前の記事をご確認くださいませ。
ああしかし、アシスタントのみなさま本当にありがとうございました。
一会のスタッフ専用:マル秘の裏掲示板に、今週末の新郎新婦様から
続々といただいたメールを転載しましたので
お手すきの際にでもご一読ください。
毎週、まるであたりまえのようにいただいている、
お客様からのお礼の言葉は
けして当たり前ではない。
いつも薄氷を踏んで、やっとたどりつけるお礼の言葉であること、
誰よりもそれはよくわかっているつもりです。
ご助力くださったみなさまへ、深い感謝を。
ありがとうございました。
では皆様今日もおつかれさまでした。


