ブーケとお揃いのウェルカムリース。
明治記念館様へお届けしました。
いろんな緑を少しずつたくさん重ねたスタイルは
自分の好きなデザインでこれまでもいくつか作りましたが、
秋のころ、青く光る半貴石みたいな
野ブドウの実をアクセントに。
数年前に一会のブーケを持ってくださった方からの
ご紹介でした。
あっというまに月日はすぎて
11月、毎年、この時期は
一年の速さにびっくりする時期になりました。

そんな朝に
花の先輩の、けいこさんから届いたフィナンシェ。
フィナンシェ一つ分を
東北支援に寄付する詰め合わせなのだそうです。
お礼のメールには先ほど返事がきて
季節の変わり目には、
がむしゃらだった時が懐かしくなるんですよ。ハハハ。
と笑って返されました。
「けいこさん」は、私が学生のころ、
花の仕事をアルバイトではじめたときの先輩です。
あれからむしろ数えたくないくらいたくさんの月日がたってなお、
今も変わらず、見守って、励ましてくれる人です。
いつもいつもこの方に受けた御恩を、
ほんとに返せるの?と思うそばから
いや返せないだろ、と
秋の夜にひとりボケ突込み。
自分にできるのは、
毎日自分のできなさ加減にやさぐれても落ち込んでも
腐らず、諦めず、毎日、石を積みあげること。
今日という一日をひとつ積み上げては
それが今の対価と受け入れて、
感謝して受け取ること。
あの人は自分の倍の石を積んでる、
この人は金色の石を積んでる、
とかとか、つい思いそうになるところをこらえて、
とりあえず手元にまだ石があることにも、
その石を持ち上げるだけの腕の力が自分に残っていることにも
ともに謝して、
今日の石を自分で積んで、
今日は、これでよし。
蕗(ふき)の薹(とう) 見つけしこれで 今日はよし
細見綾子
んだんだ。
応援していますよ、と書いてくださるけいこさんに
自分ができるたったひとつのこと、
あの頃けいこさんが教えてくれたことを
ときどき思い出しながら、
毎日、真面目に、石を積むこと。
では皆様今日もお疲れ様でした。

