
一軒家のフレンチレストランでの結婚式。
このシチュエーションに心動かされる乙女多数と思われます。

受付の装花。
お打合せ時、ご新郎様の鶴の一声で、追加されたお花です。
「やっぱりここにワンポイント、花を置こうよ。」

お二人の後ろに桜の花を。
カメラマンさんが傍らで見ていて
「この桜ってふつうのより、ちょっとピンクが強いですね」とおっしゃってくださいます。
そうなんですよ。
春の強くなる日差しに映えるように、
市場でピンクの強い品種を自分の目で見て選んで、
仕入れています。

席次として、
お二人の手書きの封筒が一枚ずつ、
客席に置かれています。
そこに一枚のアイビーの葉を添えて。
それは、今日来てくださったゲストの方へ
お二人のお礼の心の証左です。
御二人の気持ちが、一枚の葉。
自分が駆け出しのころ、
あるお客様に「花なんかどうだっていいんだよ、
名前を書いた札が大事なんだ!」と叱られたことを思い出します。
そう、花が好きな自分のエゴじゃなくて、
ただ花がきれいなだけじゃなくて、
名前の札こそ、きちんとしなくちゃダメなんだ。
このお客様の心を、形にしなくちゃ意味がないんだ。
痛切に思った。
花という形を借りて、心を届けるんだ、と今はようやくわかります。
「こころ」という臓器はないのだけど
たとえ有ってもその臓器は目に見えないのだけど、
確かに、厳密に、絶対に、人一人ずつにその臓器が有って、
そしてその心を深くくみ取った花を届けることができたらば
いつも必ず感動されます。
逆に粗雑な仕事をしたら、ずさんな仕事をしたら
それもたぶん、すぐに伝わってしまう。
花は花であって花ではなく、こころだと思う。
こころから心に物を思はせて
身を苦しむる我が身なりけり 西行 (←しつこい)
では今日もお疲れ様でした。
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リンク貼り担当:アシスタント山田花子のプチ情報♪
こちらの花嫁様の素敵なカスミソウの贈呈用花束の記事はこちらです。
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