昨日の記事の続き、
お花直し後の花嫁様。

ひまわりは、お二人にとって思い出の花だったのですが
前面に押し出すとちょっと結婚式のテーマとずれてしまう、
ということで、隠し味みたいに、少しずつ使っています。

一着のウエディングドレスで髪型と
お花を変えてイメージチェンジすることを
お花直し、といいます。

わずか10数名の、ご親族だけを招いての
少人数の結婚式、


それを知る人は、
身近なほんのわずかの人々。


それを彩ったのは、わずか数時間の
小さな花たち。

そんな贅沢なこと、どこにもない。
と思う。


一会の花を持ち込めること、を前提に、
とてつもなく長い期間、
たくさんの労力を費やしてくださった花嫁様に


少しでも、応えたかった。

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梅雨真っ盛りで、前日にホテルにチェックインした時は、どしゃぶりの雨でした。

雨だって、素敵な思い出。

そう言い聞かせてはいたけれど、来てくださるゲストのことや、
色々なことを考えて、青空ではなくてもいいから、
どうか雨が止んでほしいと思っていました。

当日は、快晴!とまではいかないまでも、
パーティの前に、大好きな恵比寿でロケーション撮影をすることができました。
集合写真も、外で撮ることが出来ました。

お色直しも、レストランの入り口ですることができました。

私の祈り、夫の祈り、ゲストの祈り、先生の祈り、
プランナーさんやカメラマンさんメイクさんの祈り、

そしてきっと当日1番近くで私を見守ってくれていた亡き父の祈りが
通じたんだと思います。

ひとつめのブーケは白に決めていました。
花嫁さんにだけ許される色。
もこもこの大きな芍薬と、
この季節だけの綺麗なすずらんをちりばめて。

緑は少しくすんだ感じで。小花を散らして。。。

思った以上にずっしりとしていたことが
なぜだかとても幸せだったことを覚えています。

それから、一会風ナチュラルクラッチブーケ。
そしてそれに合わせて髪を彩る生花たち。

私のぼんやりとした説明から、
よくぞここまでというくらい理想的なブーケでした。

(ヘアメイクの)Makkyさんがとっても素敵に髪にかざってくれて、
お花直しだけしかしていないけれど、
十分なインパクトがあったと思っています。

当日は、手すり、木陰!!、
ウェルカムスペース、私たちの席、ゲストの席、
全て夢のような装花をありがとうございました。

初夏の爽やかさと、黄色と水色をベースにしたPOPさと、
少しくすんだ色のアンティークな感じ。

私が持ち込んだポンポンやガーランドと
コラボしてとても素敵な空間を作り上げてくれました。

これから先、先生はきっともっともっと素敵なブーケや、
装花を作り続けていくんだと思います。

でも、あの時あの瞬間の、
私たちのために作ってくださったブーケや装花は、
私たちにとって、今までもこれからも
何にも変えられない最高のブーケであり、
装花だと思っています。
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そう、長いメールを書いてくださった花嫁様へ、
そして花婿様へ、
その日、その花を作らせていただいたことに、
心から、深く、深く感謝します。

クールなご新郎様が贈ってくれた向日葵の花、
10年のお付き合いを経ての結婚式を迎えた
お二人の未来、
そのちょうどはざまにある、結婚式という
たった一日。

そんな大役を担う花を作らせていただいて
本当に嬉しかった。

本当に、ありがとうございました。

お二人の、これからのたくさんの日々の
幸せをお祈りしています。

では、今日も、皆様本当におつかれさまでした。

一会は明日から通常営業に戻ります。

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