これは昨日のチューリップフェアのデモで作ったブーケ。
今朝見たらさすがにワイヤリング部分がくったりしはじめていたので
フロローザ(緑と白のピンクの品種)などを足しこんで
再度組みなおしました。
昨日のはオレンジと黄色とこのジャクリーンというピンクの組み合わせで
華やかでしたが、フロローザをいれると一段明るくなって
この色みもいいかと。
同じく出展していたあるデザイナーさんがのぞきこんで、
「これ、ビューティフル~♪」と言ってもらったりして
ちょっと嬉しかったです。てへへ。


こちらは今日戻ってきてから
予備に買っておいたチューリップとバラたちで
ためしに組んでみたもの。
今回は小さなブース内でひとつの世界を作るために
ある程度、色の系統を絞り込んでしまったのですが、
こういうシックな色も好きです。
チューリップの色って本当に不思議です。
幅が広いというか、奥が深いというか。

今回このフェアのおかげで、たくさんのチューリップを
一目で見渡せる範囲に、全部を手が届いて触れられる範囲に置いて、
もうそれだけでテンションのギアが数段あがってしまうというか、
ここ数日ずーっとナチュラルハイ気味。(ただの寝不足?)

この写真は、展示用のワイヤリングブーケ。
数日前に「試作品」を載せていたブーケの完成バージョン。
でも最初の一日目はまだチューリップの開きが甘くて、
ヒヤシンスやペッパーベリーを足して形を整えています。
このセミキャスケードはワイヤリングで作ったので、
毎朝製作、交換しました。
(・・・だから、別にそこまでしなくてもぜんぜん良かったのですが、つい。)

ですので、この2日前のブーケはさげられて今ここに、
手元にあります。さすがにところどころへたってますが、
まだ結構元気です。

私にとって、花は仕事なので、
花を捨てるというのも仕事のひとつになります。

まだ飾れるかもしれない花を捨てるということと、
花が好きであるということは
まったく別の次元の話です。
古い花をいつまでも手元に置いておくと
場所代がかかり手間代がかかり
なにより新しい花にかけるべき作業を圧迫しますから、
見切って、捨てます。
それは何年たとうと慣れませんが。

でもチューリップだけは、ついつい手元にいつまでも
引き伸ばしておいておきたくなります。
この花弁が咲き終わり散っていく様子を、
最後まで見届けたくなります。

私にとって、チューリップはそういう特別な花です。
なので、このシリーズはまだまだしつこく続きます。

!お知らせ
7日~12日まで、岩橋がフランス出張のため
恐縮ながら一会は臨時クローズとさせていただきます。

このブログについては7日までが私の担当、
8日から12日まで、
「自分にとっての一会」というテーマで
ピンチヒッターを務めてくださる方5名に
持ち回りで書いていただくことになりました。
日替わりです。楽しみです。
花やこのアトリエの一会とは
関係ない話題でも可としていますのでご了承ください。

どうぞよろしくお願い申し上げます。