箱の中のサンダーソニアの、新婦様からのメールです。
許可をいただけて転載します。
このとき、セッティング時間が限られていて
写真が撮影できなかったのが本当に私自身申し訳ない心残りです。
新婦さまが、最初のご相談時に「この装花かわいいです!」と
おっしゃってくださった、「箱の中のJアイマール」の写真を掲載してみました。

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お礼がほんとに遅くなってしまいました。
今日、やっとうちに戻りました。

どうお礼を言おうか、メールにしようか、電話にしようか
ずーーっと考えていました。
遅くなってしまったのでメールの方が少しでも気持ちを書けるかな、と
思い書いています。

お花、どれだけ出席された皆さんからお褒めのコメントを
いただいたか、全部録音しとけばよかった、って思うほどでした。
「かわいい、すごくかわいい、やさしい、色がきれい、全部花の組み合わせが
違うのがなんて手がこんでるの、なんて素敵な花を使ってるの、
どこで作ってる花なの、この花はなんていうの、
飾り方がすごい素敵、どこの花やさんなの、何してる人なの、
どこで知ったの、ecc。。」お花の写真を撮ってる人がほんとに
多くて、どれだけ自慢に思ったか、わかりません。言われるたびに
ふふふ、っと笑ってしまいました。
食事中だというのにあの籠ごと持ち上げてしげしげと花に
見入る叔父(ふちが黄緑のバラがお気に入り)、
後ろの窓辺に飾ってあった花を撮りまくっていた父(さくらみたいな花、
ありましたよね、この前も使われていた、あれがとても気に入ったようです)、
「かわいい」を連発していた別の叔父(サンダーソニアが面白かったらしい)、
と男性陣の興奮ぶりが目をひきました。女性陣しか花のきれいさに
気づかないかと思っていたんですけどねえー。ふふ。
何げにすずらんも揺れていたりして、箱らしさも残しつつ、母の希望通り
あふれる感じもふんわりと出ていて、本当に本当に、ああ、ほんとに素敵でした。
サンダーソニアもあちこちで強烈にオレンジ色を放っていて、うれしかったなあ。
(席札の花、サンダーソニアもつけてくださってたのってもしかして私の席だけでし
たでしょうか?)

その晩、泊まったスイートに友人たちを呼んで二次会らしきことをしたのですが、
お花をまた飾りなおして、改めてそのかわいらしさにほれぼれしました。
母用のお花、受付の花、ほんっとに期待以上でした。なんでこんなに素敵に
できるんでしょう。母は一晩ホテルに泊まって昨日の夜家に帰ったのですが、
帰る前までは「こんなにきれいな花、新婚家庭に飾りなさい、
せっかくなんだから。
私はもう部屋で一晩十分楽しんだ」と言っていたのに、
「やっぱり、そお、もらってっていいのかしら」なんて言って持って帰り、
今朝から通りかかる近所の人みなに
玄関先に飾ってある花を見せびらかしているんだそうです。

結局あまりに好評だったので予定外の方々にもさしあげることにして、結局
二次会の後、私の手元に残ったのはヘアードだけだったんです(涙)
でもヘアードもかわいくってかわいくって、
挙式から披露宴まで時間が押してしまって
着替えも大急ぎだったんですけど、
(だから花のセッティングも見に行けなかったんです)
ヘア担当の方が「かわいらしいとこばかり揃えていらっしゃいましたねえ」って
褒めてました。
まわりからも「これ生花なのーっ」「いいなああ」っと
たくさんコメントをいただき、
ああ、この花のかわいらしさにここでも気づいてもらえてるんだなあ、
うれしいなあ、と
またふくふくと喜びがこみあげてきたものでした。
今朝まで泊まっていた部屋にあった大きなガラスの灰皿に飾ってみました。
写真、私のデジカメで撮ったのは全部披露宴が済んでからしかないのですが、
少し送ります。他の人からもっときれいな写真をもらえたらまた送りますので
見ていただけたらと思います。

結婚式をする、ってどれだけ多くの人にお世話になるものか、想像以上でした。
私たちはこじんまりとしたつもりだったのですが、それでも顔を思い出すだけで
頭が下がる方が何人もいます。どうこの感謝の気持ちを伝えたらいいのか、
それをこの機会にきちんと考えてみようと思います。
岩橋さんにも本当に幸せにしていただきました。
本当に心からの尊敬と感謝の気持ちをこめて御礼申し上げます。

取り急ぎ、つたないお礼ですみません。
また改めます。有難うございました。

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こんなにたくさん喜んでくださるなんて・・・・
終わることのない修羅場モードの中、
何度読み返して励みにさせていただいたことか、・・・
本当に、力になりました。
ありがとうございました。

新婦様は、一会の単発プリザーブドレッスンにも
参加してくださって、この日参列してくださるお友達に
是非差し上げたい、とご自身でアレンジをお作りになりました。

お母様へのギフトと、おばあさまへのお花を、
ご自身の髪飾りとコーディネイトしたい。
お一人お一人の席札に、水引と小さな花を添えてほしい。

それはけして、ものすごく大きな、盛大なご結婚式では
なかったかもしれません。
でもこの日ゲストの方々は、新婦さまのお心遣いを
きっとしみじみと感じられたのではないかと
私のようなものまで思ってしまう、
とても暖かなお式だったのでは、と思います。

おっしゃるとおり、新婦さまの席札のみに一輪サンダーソニアを
添えました。
原産はアフリカ、いったいどんなふうに現地では咲いているのだろうと
つい思う、鈴のような花。
葉を見るとユリの仲間というのもうなづけるような
このサンダーソニアは、その内側に光を宿して揺れる風情が
私も大好きな花のひとつです。