美味しいものを食べると元気になれるというのは
ほんとだと思います。
大仕事が終わった時、
野菜が食べたい時、
おなかがぺこぺこにすいた時、
そして少しばかりへこたれてる時、
とりあえず駆け込む定食屋さんがあります。
基本的に頼むメニューはいつも同じ、
サンマの塩焼とわかめの酢の物と青菜、
お味噌汁まできれいにたいらげて
「ご馳走様でした!」とお店を出る時には
本当に、ちゃんと元気になっていたり。お手軽。
そのこんがりのサンマの身をつつきながら、ふと
「今日の自分の一日は、
このサンマ一尾の命にひきあうだろうか?」と
思ったりします。
それは、馬鹿げた問いというべきで、
サンマ一尾だろうがワカメ一切れだろうが、
お米の一粒でさえ「ひきあうか」といえばひきあわない。
等価なのかという土俵にさえ揃わない。
かつ仮にひきあおうがひきあうまいが、
自分というひとつの動物は食べなければ生きられない、
それはその事実がただ現実なんだなと思うほかに、
回答はないのですけれど。
大根おろしに醤油でサンマを食べながら
こんなことを考える自分は、かなりクライのかも。
しかし、花、という別の生命を絶えず犠牲にしながら
生きてくための仕事をしている以上、
こういうことは花屋ならみな少しくらいそういうものなのでは?と
思ってたのですが
かなり少数派、どころか
「そんなくだらんこと考えてるのおめーだけだ」くらいの勢いで
アウトローなんだなあ、と最近、やや気付きつつあります。
そうか、そうだったのか・・・(がーん)
しかしそれはともかく、
花という別の命を使わせてもらっての仕事なので、
自分でも完璧だとは思わないけど、
でもやっぱり、花を粗末に扱われるのには、
あだまさぐるー!(仙台弁)
なので、私も含めて、一会スタッフの皆様、
丁寧な取り扱いをこころがけましょう。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
