南仏、エクスアンプロヴァンスの畑から
Oご夫妻より今年のラヴェンダーの写真が届きました。

きらきらと光る紫の粒のような花。
ただ見とれるだけです。

今年は、嬉しいご事情と、私個人の小さな事情が重なって
予定がたたなかったことを
もう100回くらい後悔させられてしまうような写真です。

一週間前、もしかしたらなんとか5日間なら休めるかも、
そう思ったときは時すでに遅く
航空券をあたってみても37万円のチケットしかなく、

「さんじゅうななまん。て、
それは、やめたほうがいいですよ。なんぼなんでも。」

と、さすがに、アシスタントキヨハラさんが制してくれました。

我に帰るとそれはとめてくれて正解、かつ感謝、なのですが
でもやっぱり、ちょっと、かなり、行きたかったかも・・・

ラヴェンダー畑の中、カメラを持つ、
Oご夫妻のお父様。

O夫妻からのメールにあった
この写真で「有名になってしまったらどうしよう?」という冗談、
それが冗談に思えないくらい、
アップで見ていただけないのがほんとに残念なくらい、
俳優みたいにかっこいい、それはダンディなお父様なのです。
Cさんと私とは、ひそかに彼のファンなのでした。

「美佳さんのアトリエ」と名づけてくださった
去年、ラヴェンダーをせっせとリースにした倉庫の中
そのままにしてくださっているそうで、
「きっと彼は美佳さんをいつもお待ちしているのでしょう」と
いう言葉には、じいんと、涙が出そうでした。

いつもあたたかなお気遣いをいただく
Oご夫妻に、この場よりあらためて御礼を申し上げます。
またOご夫妻を紹介してくれたCさんにも
本当に、あらためて感謝しています。