昨日ブログにいったんアップして差し替えた写真を
気に入ってくださった方も中にはいて、
もう一度掲載します。
場所は北海道の豊浦。
道内在住の、ある写真家の方に、
穴場だと教えていただいたその小さな校舎へ
カーナビでやっとたどりついた、
あたたかな春の日。
静かで、穏やかだったことだけが
今もあたたかな記憶のまま残ります。
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少しずつブログをさかのぼって読んでいますが一年前の桜の記事を
いいなと思いました、
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ある新婦様からは、
そんな感想もいただきました。
この夏か秋に挙式予定で、まだ会場も決定していないけれど
花はぜひ一会に頼みたい、という嬉しいメールをくださった方です。
すでに修羅場モードに入った週末の今日、
メールも今朝からすでにためていて、
ただ5分さえ立ち止まることもためらわれる気ぜわしさの中、
都内で今、満開を迎える桜に、
また心を狂わされるように
車内から一瞬見上げるほかはなく、
今日という一日がすぎます。
一番好きな花かというと私の場合それは、桜にはならない。
しかし毎年、胸を締め付けられるように、心がざわめくように、
その過ぎ行く様を、閃光のように見ては凝視する数日。
のちに俊成殿が西行を偲んで次のように書いたのは、(中略)
かの上人、先年に桜の歌多くよみける中に
願はくは 花のしたにて 春死なん そのきさらぎの 望月の頃
辻邦生「西行花伝」新潮社



