先日お届けした広尾へのブーケ、
そのカラードレス用のブーケです。
ピンク系でお任せということで、いろんなピンクを混ぜました。
早朝で青みが強くなってしまいましたが、
もう少しピンクです。

お式後に長いメールをいただきました。

ホテルを移動される間、なんども水をかけて、少しでも長持ちするように、
必死でした、とおっしゃってくださいました。
最後まで見届けようと思います、というお言葉が嬉しくて
何度も何度もよみかえしてしまいました。

一年前、一会に装花を頼んでくださった新婦様より、
ある件で、メールをいただきました。
その末尾に、あったお言葉です。

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私達の近況を少しだけご報告…。一会さんのアトリエに打ち合わせに伺った時には花には全く興味が無く、朝顔、ヒマワリ、桜位しか知らなかった旦那がガーデニングに目覚め、朝起きても、仕事から帰って来ても真っ先にベランダに行き花の手入れをするようになりました。特に3月に買ったラベンダーや、種から育ててるコスモスやトレニアに最近夢中になってます。8年近く付き合ってて彼の口から『葉脈』やら『間引き』なんて単語が飛び出て来たのは初めてです…。

その後に頂いたメール。
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私も当時、もう少し知識があればブーケは茎が短いから難しくても装花のどれか一つでも挿し木にして増やせてたら、すごくよかったなぁと今更ながらちょっと後悔しています。でもあの日のお花は消えてしまっても記憶にずっと残ってます。

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たった一度のその日の花を
大事に、最期をみとってくださって
そうして花が好きになってくださって、
「ずっと記憶に残る」とおっしゃっていただけること。

私にはやっぱり一番嬉しいことです。
本当に、ありがとうございました。