ちょっとひとやすみです。モンゴルレポートは9から12日の間にと
言った舌のねもかわかぬうちに。

こんな青は他では見ないなあという青は、
時々あります。
四国の空の水色というべき淡い明るい青も、
オホーツクの鉛をふくんだ青も、
冬、新潟の日本海の藍と灰色も、
そこにしかない色という気がします。

モンゴルの空もそうで、こんな青って他になかったなあと
思いました。

ガイドについてくれたふたりが、とても一生懸命世話してくれて、
聞けば年はまだ20と21。
つい、
「ガイドになるのに最初に教わることってなに?」と聞いたら、

「言葉が足りなくても日本語が下手でも、一生懸命、もてなそう
という気持ちがあれば、通じる、ということ」

そういいます。

「あなたはモンゴルという国を代表して日本の観光客に接するのだから、
あなたの印象がモンゴルになるんだよ」
そう、教わったといいます。

同行者とふたりで、ちょっと胸がつまりそうでした。

今自分がこの年になって
でも、それでも、通じていたというつもりが通じていなかったということも
たくさんあります。
こちらの気持ちがどんなにあっても、相手に通じなかったら無駄なんだ、
ということも、やはりどうしてもあります。
自分がまいていた水は
実は砂漠だったんだなというようなこと。

それでも、そういうふたりのガイドさんの笑顔に
あたたかな力をいただいたような気持ちでした。
たぶんこのふたりがガイドでいてくれたこともあって
モンゴルっていい国だなあと思えて帰ってきたのです。

この秋冬のウェディングも、
大事にお仕事をできるように
尽力したいと思う今日でした。

ではみなさま、今日もお疲れ様でした。