
花時間1月号 和装につけたい「花の髪飾り」83ページ~89ページ
撮影・小池紀行氏 文・中矢真奈美氏
(この記事の写真は、すべて誌面より許可をいただいて転載したものですので、
無断転載や印刷などはやめてくださいねー。)
現在発売中の「花時間」さん1月号の企画、
和装のときに髪に飾れるような、
自分で作れるくらいに簡単な、花の髪飾り。
お正月、成人式、結婚式のお呼ばれなどなど
きものを着たときに、せっかくだから髪にも花を。
普段はなかなかしにくくても、着物のときには洋髪でも
髪に花があるだけでかわいいに違いない!
担当編集者のY様から、最初にこの企画の趣旨を
説明されたとき、思わず「わー、いいですね!」と、
思わず協賛の拍手をしてしまいました。
Y様が、この企画を最初に思いついた詳細は、
花時間のメイキングページ(161ページ)にも書かれているのですが、
夏祭りの日に花屋さんへ行列を見かけたことから、だそうです。
浴衣姿の若い女の子たちが、行列を作ってまで買おうとする
その花屋さんでは、500円で花の髪飾りを販売されていたとか。

夏祭りに、浴衣姿の女の子の髪に、花一輪。
想像しただけでかわいい。

そこでほんの数時間だけでも花を髪につけた女の子たちが、
わあやっぱ花ってかわいいなあ、と思ってくれて、
そうしたらまたリピートで花を、今度は自分で飾るようになるかもしれない。
そうやって、花というものがもっともっと普通になったらいいなあと思うのです。
ビタミン剤や雑誌やビールやシュークリームみたいに、
自分に、ひょいと買って帰るみたいに。
ちょっとだけの心の贅沢。
それは本当に、心の贅沢だと思うのです。
今日、ついさっきいただいた一通のメール。
転載の許可もいただいていないので、本文は載せられないのですが、
結婚式で、花になんて、まったく重きをおいていなかった、という新婦様。
でも一会のブログを見るようになって、
自分でも意外で嬉しい変化をしている、
「お花がカワイイ!と思える自分ていいな、とか思って
最近幸せ気分」、
なのだと・・・。
花というものを職業にする自分にとって、
これ以上のほめ言葉はありません。
今日も、最近はまりまくりのユカカップをなでくりまわしながら
かわいーーー!と、溺愛しつつ週末への装花を作ります。
自分が花屋になるなんて思わなかったし、
今も仕事を続けていられることがびっくりなくらい、
毎日毎日、自分の不足や下手さ加減が身にしみてはおりますが、
でも、こんなメールをもらえるのなら
自分が花の仕事をしている価値がちょっとはあるかと思うのです。
花が好きになった、なんて言っていただけるのなら。
そして新婦様から、ありがとう、の声をいただけること、
こちらもやっぱり何よりの励みです。
今いただいているお写真も早く紹介したくて、
ええい今日は2連発だい。のちほど続きをアップします。
(つまり1つの記事におさまりきれなかった。それだけです)


