今日は昼と夜、2回単発レッスンを行いました。
昼のレッスンは生花のラウンドブーケでした。

この写真はその生徒さんのものです。

「良いですね」、と一言そう申し上げて
写真を撮ろうとしたところ、
「あの、なにかアドバイスを」と、求められました。

そこで数分、このブーケを見つめて考え込んで、
でもいうべきことは何も無いことに気づいて
それを、そのときどう言葉に変換すればいいのか
わからなかったのです。

きっと細かい注意をあげれば、いくらでもある。

でも、このブーケ、この花は魅力的です。
(・・・と、皆様、思われませんか?)

この生徒のかたは、花のお仕事をされています。
そういう、仕事として花をなさっている方に対しては
また特別に、言葉が慎重になります。

その人の花は、その人だけのものなので、
その勢いをそがないように、
その魅力を最大限にできるように。
と気をつけてレッスンしています。

ベージュ、アンティーク、紅茶。
このふたつのブーケは、それぞれのベージュ。
似て非なるようで、でもそれぞれの「絶対」です。
その人にとって、今日一度だけ会う花。

左の方は、ブーケを作るのが今日はじめてという方。
右の方は、花を続けていらしてでもこれから
一会のレッスンに参加してくださる方。

どのブーケにも、それぞれの魅力があります。
そう私が今更書かなくてもいいだろう、というくらい。

夜は、花屋さん限定の花をいけるレッスン。
・・・こちらは気づくと写真を一枚も撮りませんでした。

今さら気づいて申し訳なかったですが、
でもそういう花も、あっていいですよね。

今日一度だけの花。

所詮、私のような素人の写真には撮りきれない。
こんな文章では伝えきれない。

にしても皆様が帰り支度しているのに、つい、
花について、演説してしまい、
思いのほか遅くなってしまって恐縮でした。
迷惑じゃなかったらいいのですけど。。。赤面。

(ついでに、もうひとつ書いていいですか。
「花の市場で姿を見かけましたが、
結構ぼーっとしていましたね」と
対面してしみじみ言うのはやめていただきたいです。
そこで、そうそうと横で同意するのもやめてほしい。

けっこう、よく言われます。

「市場で見かけたけど声かけませんでした」とか。
「ブログの印象よりぼーっとしてました」とか。
そういうときは、遠巻きに気の毒そうに見るのではなく、
一言、つっこんでもらえませんでしょうか。
ぼーとしてますとも。と開き直ります。
朝には弱いんです。・・・弱いんです、てば!)

ではみなさま、今日もお疲れ様でした。

昼から夜まで、一日、しゃべりたおしましたが
存分に演説できて私には楽しい一日でした。
ほんとに、迷惑なほどでした・・・

あ、最後にもうひとつ。まだいうか。
この写真のいずれも、生の花のほうが
何倍も素敵でした。
ほんとうに。たぶん、伝えきれない。

では今度こそ、おつかれさまでした。