写真は、先日、恵比寿に新しくできたカーサリンガという
イタリア家庭料理のお店でイタリアンと花の小さなレッスンが
合同でありまして、講師兼生徒として
ぬるく出歩いていたひとこま。
この日はキバナコスモスや藤袴など少し秋の花を
ご用意しました。
(写真に写っている生徒さんには
このくらいの画像ならブログに載せても
いいですか、と、了承を得ています。
なおこのカーサリンガのお花のレッスンは、受付終了しておりまして
10月11月は私が多忙のためお休みさせていただいています。
お料理だけのレッスンはなさっていますので、
直接お店へお問い合わせください)
この夏行ったミャンマー以来、
花や空や海だけじゃなく、ヤギとか羊とか動物だけでもなく、
そこに居る人が、一緒に写ったのを見るのも
いいもんなんだ、と、はじめて思いました。
笑顔もいいもんだあ。と、やっと思う。
だからこの秋、私の秘かなテーマは
「今まで自分がしなかったことをする」、
です。
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園中莫種樹
種樹四時愁
独睡南牀月
今秋似去秋
中唐の詩人、李賀の「莫種樹」。
私の気分まかせにこれを訳せば
庭があっても木など植えるものではない。
木を植えると四季に係らない愁いが生じる。
独り寝るには月の射す南窓のベッドがいい。
今年の秋、去年の秋、どこがちがっているだろう。
杉本秀太郎「花ごよみ」講談社学術文庫
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秘かに漢字が間違っていたらどうしようと思いながら
万日誤字があったら
明日こっそり直しておきます。
庭があっても木など植えるもんじゃない、
余計な気苦労が増える、
と、ためいきで見上げる。
今年の秋もまた同じようにやってきて
去年と同じ様に、あるいは夏のように
いつのまにかやってきて、
そうしてでも必ず
今年も違うのでした。
暑くなるのも涼しくなるのも
ほんとうに、あっというまです。
では、みなさま今日もおつかれさまでした。


