吉祥寺、善福寺という場所にある
東京女子大学の教会の装花です。

広く古い教会。
ずっしりとした石造りの祭壇に、
花嫁様のご希望で飾った白バラ、
添えた小さな花はワックスフラワーといいます。

何度かお請けしているにも関わらず
吉祥寺はなかなか遠く
私自身はお伺いできないことが多かったのですが
久しぶりに行って、素敵な空気だなと
改めて思いました。

早朝から働いてくれたアシスタントさんたちと
約束した通り、今日はブログを書いて寝ることにします。

本当に裏表なく一生懸命がんばってくれる
アシスタントさん方には心から深く感謝します。

でも、
アシスタント「サーファー」さん&「ちゅう」さんいわく
「東女のチャペル、照明は裸電球なんですね」というのは
ちょっと違うと思う。

それはたとえば
「予算がなかったんで、裸電球にしちゃいました!
わはは!」
というような理由ではなくてですね。
Antonin RAYMOND (アントニン・レーモンド)設計、
「本作はオーギュスト・ペレ「ル・ランシーの教会」の縮小コピーとされる」

祭壇に置かれていた聖書は厚く、古く、
開かれたページには
おそらくその燭台から滴っただろう
ロウのしずくが残っています。
手前に添えた実はパッションフルーツ。

ずっと時代を経てきたものは、
その時代分の空気を含んでいる、
そう思います。

今日飾ったこの白バラも、
いずれその一日になりますように。

では皆様、今日も本当にお疲れ様でした。