秋の装花です。
シェ松尾青山サロン様のバースペースにも
色を添えるように置いた、オレンジのダリア。

ハミルトンリリアン、まごころ、マジックモーメント。
使ったダリアの名前の一部です。

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 しかしあらゆるマニアのうちでいちばん気ちがいじみて
 いるのは、(中略)アメリカの新しいダリアに10マークという
 目の飛び出るような金を払うダリア党、別名ゲオルギアンだ。

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カレルチャペックという人の「園芸家12か月」、
その「10月」の項には
信念をつらぬくダリア党の聖人の話がでてきます。

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 「なぜかと申しますと、ダリアはダリアでございます、」

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そういって彼は信心を翻すことなく、
王の逆鱗にふれて処刑されてしまうのですが、
その亡骸からありとあらゆるダリアの種が
生えでて、そうして今日
たくさんのダリアが咲くようになった、
というお話。

ちなみに、今回は、
花の市場でダリアに詳しい同業者の方に
水揚げの秘訣を教えていただいて
それでトライしてみました。
今後、ダリアの師匠と呼ばせていただきたく、
お礼もうしあげます。

さらにちなみに今回はちょっと待ち時間があって、
その間にアシスタントさんに写真の講習。
こうやって構えて内角をえぐるように撮るべし、
という私と、ハイ、とおとなしく聞いている
アシスタント「ドールちゃん」。

(ちなみに「ドールちゃん」は、
アシスタント「姉さん」の命名による。

私「うーん。 
 ・・・ドールちゃん・・・?」(やや不服)

姉さん「だってなんか彼女は
 フランス人形みたいじゃないですか?」(ねじふせ)

私「いいけど、でもイマイチひねりが
 足りないんじゃない?」(やや不服)

姉さん「いえ、そこにひねりは
 必要ありません。」(ねじふせ)

という経緯は過去に書いたとおりです。

私としては、ものたりないキライはあるものの、
今日から彼女は「ドールちゃん」。ということで。
冒頭の一枚は彼女が撮りました。
よござんす。)

ではみなさま、今日もお疲れ様でした、