先日掲載したユリのブーケの方から
メールをいただきました。
今まで花なんか興味のなかったご新郎様が
おうちに持って帰ったブーケの香りをかいで
この花結構好きかも、と言っている、
というエピソードまでつけて、
たくさんのお礼をいただきました。
冒頭のラウンドブーケは同じ型のお色直し用で、
ピンクのバラだけで作って大きなリボンをつけました。
ピンクイブピアッチェ、という香り高いバラ。
先週から、市場では花の価格が高騰しており
もうこんな時期はある程度予算を超えることに
ぎゅーーー!と目をつぶって、
仕入れをします。
でなければ到底、花がそろわない。
一番身近でみてくれているアシスタントさんのひとり
ちゅうさんが
「こんなに真面目にやってる花屋は、ないですよね・・・」
とふと言ってくれた一言は、嬉しかったっすよ。
だよねえ!?と言いたかった。
「こんなに、真面目にやっててそれで
ちゃんと利益を残して続けていってる花屋は
そんなにないですよ」
えー。
こほん。
私もそう思います。
真面目に一生懸命やっている店が
おそらくその真面目さがすぎて
何軒つぶれてきたか。
喜んでもらって、でもきちんと家賃と給料と
私の今日のごはん代を払うだけの
対価を得ること。
でなければ意味がない。
ではければボランティアでいいし趣味でいい。
安くしてあげて、良い花なら
喜ばれるのは当然です。
一会さんの花は「ブーケ19800円」!というような
激安じゃなかった、でも、
あの品物に対しては安かったな!と
思っていただけるように。
という気持ちだけは、山ほど。
では皆さま今日もおつかれさまでした。

