今日、溜池山王にある春秋様へお届けした
スズランとライラック、
バスケットブーケ仕立て。
ちょっとだけアクセントにいれた
小さなバラは「アプリコットベル」。
このくしゃくしゃな咲き加減が、たまらん。
と思うわけです。
つるに、ワンポイントだけ花をつけてというリクエストでしたが、
やや迷った挙句、つるに加えて
小さく連ねたスズランも一緒に加えてみました。
このブーケに、よりにあうように。
今日はブーケだけではなく
会場装花もコーディネイトさせていただいたので、
私自身が花嫁様にお届けできる予定でいて、だから
もしもそれがいやだっておっしゃったら、
そこでスズランだけとり外せばいいと覚悟の上で。
こういうことは、だいたいブーケや花冠を
作り終わる最後のころに突然考え付きます。
こういうブーケを持って
こうだったらかわいいだろうなとか。
リボンをどうつけるかとか。
バスケットもどんなのか見せてもらえますか?と
実は打ち合わせ時に新婦様に尋ねられたのですが、
これはお願いしておまかせさせていただきました。
スズランがどのくらい入荷できるか、
あるいはあわせる副材はライラックにするか
ピンポンマムにするかスカビオサをいれるか、
に従ってバスケットを決めたかったのです。
まずバスケットありきではじめるブーケなら
必ずバスケットにあうような
仕立てにしなければなりませんが、
花にあわせていいなら
器や副材はぎりぎりまで迷って、考えます。
自分が、まだ一店員の立場で、
結婚式の仕事をおっかなびっくり受け始めたころは
器はお客さんに決めてほしかったなあ、そういえばと
時々思い出します。
自分で選ぶ技量がなかったんだと赤面。
では皆様今日も、お疲れ様でした。


