マンダリンオリエンタル東京、
6月にお届けしたその新婦様からいただいた
たくさんのお写真の中で
個人的に、一番胸がきゅんとつまった、
たぶんその結婚式の一番最後の一枚。
ああ、いいなあと思いました。
一会のアルバムをめくっていると
たくさんの方からこの方も本物の花嫁さんなのですかと
聞かれますけれども、やはりモデルさんではなく
本物の新婦様です。
手にしてくださったのは、シェアブーケ。
一会では、いくつかにおすそわけできるように仕立てたブーケを
そう呼んでいます。

おばあさまの皆様へ差し上げたいからと、
通常のブーケよりはやや簡単に仕立てたものですが、
大変喜んでくださったとのことでした。
いただくお写真にどんなに報われるか、
百万言を費やしてもきっとお伝えできないと思います。
いただいた写真が、今の自分にとって
まるで、ぽっと足元を照らす灯のようです。
そうだ、自分はこんな仕事をしたいんだよな、
そう、気付かされる。思い知らされる。
反響の大きかった昨日の記事のとおり、
忙しい日常に文字通り心を亡くし、
自分はいつも、何度も、大事なことを忘れてしまうのですが
そのたびに、過去の花を届けた新婦様から
こうして何度も気付かされる。
何度も道に迷う、
でもそこまで迷わなかったら愚鈍な自分にはわからない。
どれもすべて自分には必要な道、
時間はかかるだけかかってしまう。
時に大きな代償を支払いながら、
時間はかかるだけ、かかってしまう。
でも、こうして、ふいに差し出された灯りに
この先の暗がりを照らされる、瞬間があります。
自分が目指しているのは何なのか。
ほんとうに、身を削ってまでやりたい仕事は何なのか。
まるで灯のように、この先の道を照らし出される。
そうか、こっちなんだ、と気付くような仕事を
させていただいたことを、感謝します。
いただいた嬉しいメールはまた明日、
今度は挙式用のブーケのお写真と一緒にご紹介します。
では皆様今日もお疲れ様でした。
ありがとうございました。
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