これは自分のブログなのに
その写真にしばし見とれて更新したくなくなってしまう、
そんな日が、実際にときどきあります。


昨日の、花冠の新婦さま。


挙式用のブーケは、セミキャスケード、
白い丸いバラと淡い緑。

挙式会場に飾ったリース。


緑を存分に使った受付のアレンジ、


新婦様のお持込のアンティークのとりかごに、
その場であしらった花。


アンティークは受け継がれてきたもので、
でも花はこの日一日だけの花で。

昨日、この装花のタイトルを書いたときは
そういう記事にするつもりでした。


でもたくさんの、


お二人の笑顔を、作業しながら見ていたら、

そんなことはどうでもよくなった。

花なんてどうでもいい。

どうでもいいけれども、
しかしその写真のあちこちに当然のように写りこんでいる花が、
確かに自分の手を経たものであること、
それだけで、
それが、最大の勲章だ。
そう思います。

何度も一会に手紙を書こうとしては
まとまらなかった、と書き始められていたお手紙。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
でも今日写真を見返して思ったことは
 私が岩橋さんはじめ一会の皆様にお伝えしたい
 一番の想いは、ただただ「有難う」ということです。
 どんな言葉を私がつたなく並べるよりも結局この一言につきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長いお手紙の中の、一言だけをご紹介させていただいて、

今日は、これで。
続きはこちらです。http://ichiecarpe.exblog.jp/14091077/

今日もまた今日という一日。
明日はもう12月。
あっというまの一年がすぎて
手のひらをただ見るばかりです。

明日は冷え込むから、風邪に気を付けてね、
そう言い合って一日も、一年も、同じように
またたくまに過ぎていきます。

そのわずかな隙に、自分のようなものに
どれほどのことができるだろう。
両のてのひらを見ながらそう思う。

 一句を書くことは 一片の鱗の剥脱である
 一片の鱗の剥脱は 生きていることの証だと思ふ

                        三橋鷹女

では皆様今日もお疲れ様でした。