シリーズ化してしまったこの会場装花とふたつのブーケを
作らせていただいた、山手西洋館の新郎新婦様のお話は、
今回で最終回です。



すべてのゲストの方のナフキンフラワーに花、
すべてのゲストの方のシャンパングラスに花。

もうこの日のウエディングの花の話が
終わってしまうことが寂しいとさえ思う。


最初、お打合せにいらした日、企画書を広げて説明をはじめようとする
新婦様に「わあすごいですね、こんなにまとめていらして」、
そう、気軽にのぞきこんだら、その手元が震えていらして、
「なんだか緊張してしまって・・・」とおっしゃった様子を
思い出します。


たった一日の花。
たくさんの思いをかけられたんだ、と思います。


だから応えたかった。

お式後に、たくさんのたくさんの、たくさんのお言葉を頂きました。
でもそれは、いただいた写真の裏張りのようにして

すべてのゲストの方の椅子のリボンに花。

お二人の結婚式の花を、この手で作らせていただいて
本当に本当に、とてもとても、心から嬉しかった。

ありがとうございました。

という言葉だけで。

では皆様今日も本当におつかれさまでした。