グリーンべリルもレッドべリルも、
宝石の名前です。
緑の中に赤。
チョコチーノというバラを市場で仕入れたときに
担当の方に「深い色!どんなふうに使うんですか?
と聞かれたことを今、載せながら、思い出しました。
えーと、こんなふうに・・・。
(と堂々とは恥ずかしい気がしてあんまり言えない)
今日、レッスンのあいまに出かけた活け込みの仕事は
青山にあるジュエリーショップの展示会に
花を飾る仕事。
一会は、今はウエディングの花を専門にしていますが、
以前からご注文をくださっていた方のよしみで、
毎年この時期にお声がかかり、そうして
活け終わったあとに、少しだけ
その年の最先端のジュエリーを見せていただく、
至福な仕事でもあります。
まさに豚に真珠&猫に小判、
自分にはとても縁がないけれど、
宝石を見るのはとても好きです。
自然の色の不思議、という点で、
花も宝石もまったくよく似ています。
キャッツアイも真珠もダイアモンドもエメラルドも、
見ていると吸い込まれそうでまさに眼福とはこのことかと。
そのジュエリーショップの方が、
毎年、こうして活けられる花を、初日に写真に撮っては
その年ずっと携帯の待ち受けにしてくださっていると言います。
それは、今日一番の嬉しいお話でした。
宝石を扱う方の携帯の待ち受けは
宝石ではなく花であり、
花を扱う自分の待ち受け画面は
花ではなく旅先の一枚。
というところに人生の真実が垣間見えそうで怖い。
これ以上つっこまないでいこう。
では皆様今日もおつかれさまでした。

