ヘルシンキの、街角のムスカリ。
そういえばこのとき、寒かったなあ
と思い出す今日の東京は
少し風が出て、少し涼しいです。
月がきれいで、
「夏は、夜。」
と唱える清少納言さんに賛成一票です。
月の頃は更なり闇もなお蛍の多く飛びちがいたる、という、
その夜から、経つ時間を計っても、
一年も100年も1000年も、さして違いはないのかも。
餅のかびけづりをり大切な時間
梅漬ける甲斐あることをするやうに
細見綾子
仮に、くだらないと言い捨てて片づけたくなる一日もまた
同じように、ほんとは甲斐のあること、
たぶん1000年のうちの一日。
とかとかとか、
ごくたまに行く店で、ぼけーっと考えてたら
まあまあお嬢さんそんな辛気臭い顔しないで!
と、見知らぬ人に酒を勧められました。
あんたはテレビの司会者かとか
ここは昭和かいとか
あれこれ突っ込みたかったデス。
30秒くらい、ひたらせてくれたっていいじゃん、
と抗議したかったです。
何十年か前は大人になったらもっといろんな
道理が解ってくるものだと思ってたのですが、存外にそうでもなく、
港区なんてオサレな街だとずっと思い込んでたけど
帰り道コウモリはぱたぱた飛んでるしカエルはごろごろといるし。
しかし、「人生なるかな」という一言で片づけられても
それはそれでなんだか腑に落ちない。
2012年の夏、
残暑お見舞い申し上げます。
自分はやや夏バテしておりました。皆様もどうぞご自愛を。
蕗の薹見つけし今日はこれでよし
細見綾子
では皆様、今日もおつかれさまでした。
今日はじめてこのブログを見てくださった方へ、
ここはウエディングの花のブログです。一応・・・

