宅急便で出すにはまだ暑さの不安の残る時期、
都内から車で行くご友人がピックアップして
運んでくださることになりました。
夕方からのパーティでいらしたのでちょうど折よくことが運びました。
しかし、その数日前になって
ご友人からまたお電話をいただきました。
実は今回家族旅行をかねていたので
早朝のピックアップすることにしたけれど、
よくよく考えたら早い時間から預かってパーティが夕方では、
お花が痛まないだろうか?
家族旅行を諦めて、いっそ自分ひとりで
新幹線で持っていくことにしたほうがいいだろうか?
しかし駅を通ったりするとそれはそれで花が痛むものだろうか?
どうでしょう、どっちがいいでしょう?
そう、優しく、真摯なご相談をいただいて
思わず胸がつまりそうになりました。
きっと、かなり貴重な機会の家族旅行を
数日前、諦めてでも、預かった花を大事に運びたい、
そうおっしゃって下さる、素敵なご友人。
またそうしたご友人がいらっしゃる
花嫁さまも素敵な方なんだろうと思いました。
結婚式は、人の大きな節目の、大きな行事です。
一番遠巻きにそこに立ち会う自分にも時折
こうした、新郎新婦様とその周囲の方々とのかかわりを
一瞬をかいまみることがあって、
そしてそれこそまさにその人の人生のひとつの集約のように思えます。
では皆様今日もおつかれさまでした。
ありがとうございました。


