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結婚式は、多少の失敗はしつつも、
終始笑顔で無事に1日を過ごす事が出来ました。
お花を届けて頂いた時はヘアメイクの最中であられもない姿でしたので
ゆっくりお礼を言えなかったのですが、
鏡越しに見た瞬間から本当に可愛いくて、嬉しくなってしまいました。
実は、前日夜に急遽変更などがどどっと発覚し、
あまり眠れないまま朝も慌ただしくしており、
主人と2人で事務処理をこなすように過ごしていたので、
自分の式が始まる実感もなかったんです…。
お花が届いて、あ、予定通りに来てくれた~ありがとう!!
という安堵感(別に遅れるとか疑っていた訳では断じてないです)、
そしてあまりに可愛くて、どれも自分の想像を超えていました。
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そう書いてくださっていたメールを今また
最初から読み直していると
こんなに愛らしいお二人にも無論ながら
たくさんの波も風もあって、
そうして二人で笑顔で乗り越えてらしたんだなあと思います。
今日、この冬のある花嫁様からのメールで
「もう迷いすぎて分からなくなってしまって」
「もうそんなに時間もないのに、迷ってしまって」
と書いてあります。
そういうときも、あります、
あー!ありますよね!
(いやわかるわかる、
私の旅を決める時は、まさにそうなんで。
てか誰も聞いてないぞそんなこと。
ですよねー。旅熱再燃中。)
実際、手は握れないけどぶんぶんと握るつもりになって
お電話でお話しているうちに、
少しずつ、だいぶんお考えがまとまったご様子。
結婚式は、もうこのブログにも何度も何度も書きましたが
「自分の「好き」を削り出す作業」
そう思います。
もうなんでもいいと思ってたのに、いざやろうとすると
実際にはなんでもいいわけではない。
ということに、はたと気づく。
ことにあたってみなければ、分からないことはたくさんあります。
それが好きを削り出す作業で、
それはなかなか大変です。
自分が何を好きなのかは
つまるところ自分にしか分からない。
自分にも分からない。
たいていはじめてのことばかり、中でも花は
普段自分のためにこんなに買うなんて、まずない。
分からないので、たくさんたくさん写真を見て文章を読んで、
共感するものと苦手なものとどっちでもいいものを削り出す作業。
それは、結局自分にしかできないから
そして労力と引き換えにしなくては得られないものだから、
ほんとに、すっごい大変なんです。
かててくわええ人生の一大イベントでありますから
それぞれのご家族のお気持ちや
ご予算も期限もいろんなことが絡んでくるので、
そらもうどんなにか、と思うのです。
まるで、
この写真で天使みたいな笑顔を浮かべるお二人は
明るい笑顔で周囲の方々まで照らしながら
でも当日の朝にいたるまで、
実にそうしたたくさんの問題を、
ちょっと困ってでも笑って、
穏やかに乗り越えてらしたのだと思うのです。
私はたった一日しか立ち会わない業者の一人ではありますが
もし、お二人のたくさんの葛藤に、少しでも応援ができるならば。
所詮小さな事務所、
もとよりそんなにたくさんの仕事はできない、
だからできればできるだけ、いただいた仕事を大事にしたい。
そう思います。
と、
演説してたら長くなりました。
申し訳ありません。
もう一日、ひっぱっていいでしょうか(小声)(と言いつつしめる)
では皆様今日もお疲れ様でした。

