浦安、ヒルトン東京ベイ様へお届けしたブーケでした。
以前の、新婦様からのご紹介です。

そのご友人が今度はご結婚式。
こういうご紹介は本当に、ただただじんわりと
ありがたさが増します。
小春日和の暖かさをじんわり感じるのとちょっと似ている。

お届けしてくれたのはアシスタントシルキーちゃんでした。
花嫁様はとても喜んでくださったそうで、よかったよかった。

また身内自慢なんですが
自分がアシスタントシルキーちゃんを一番好きなところは
「何かを得たかったら、何かを差し出さなければならない」ということを
腹のど真ん中に据えて、覚悟しているところです。

努力が実らないってこともある、と知ってる。
世の中そんなに甘くないこともわかってる。
でも、それでもなお、
何かを得たかったら自分が今持っている何かを
差し出す必要があるということを、
きちんと、自覚している。

この人となら背中をあわせて戦える、いつもそう思います。

花の仕事は生もので、
一発勝負のウェディングの現場はいつもハプニングだらけです。
造花ならいうことをきかせられる、
自由に曲げられる、
床に放っててもダメにならない。

でも生きている花は、こちらが言うことを聞くしかない。
ボトもでるし咲き急ぐし水が落ちてくったりするし、すぐに枯れます。
立ち向かうには、
真摯であることだけが、唯一の武器です。

今日の一会のレッスンは
春の花木のブーケ。
自分たちの思うようには、花も枝も、言うことをきかない、

自分たちはただ、花のいうことを聞かなければなりません。
よく声を聴いて、花を挿すほかできません。

しかし、今の世の中、いろんなことが思い通りになって
いろんな選択肢が山ほど用意されている。

その中で、どうにも自分の思い通りにならない花の声を
ただひたすら聴く数時間、
それもまたよいのでは、と思います。

では皆様今日もお疲れ様でした。