昨日の、軽井沢の花嫁様からのメールの続きです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
披露宴では、ヘッドフラワーをたくさん作って頂いたので、
ティアラとイヤリングを全部外して、お花をたくさんつけてもらいました。
全部素敵なお花を作って頂いて、本当にありがとうございます。
押し花にしたブーケも、今から届くのがとっても楽しみです。


追伸:心残りは、会場装花もすべて
お願いできれば良かったなぁ、という事だけです。
でも、ブーケとヘッドフラワーでも、
あまり時間がない中、お願いして
作っていただけたので、
とてもとても感謝しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まっすぐなお言葉、まっすぐなお気持ちが
そのままで、ただ嬉しいと思います。
メールをいただくたびにいつも両の手を見て、
ああ良かったなあと思う。
何もなかったところから、花というものの力を借りて
自分の手を経て、それを花嫁様に
バトンみたいに、渡すことができたこと。
それが花嫁様の手の中で、
ひとかけらの勇気になって、励ますことができたこと。
ずっと昔、
一日8時間、食べてくためにどうしても毎日
その時間を費やすのなら、
自分の好きな仕事をしたいと思いました。
今、顧みるに
一日8時間以上は十分働いてはおりますが、
結果、たとえどんなにささやかでも、
誰かを幸せにできる仕事、ということに
ありがたいな、と思います。
毎週毎週、全力を尽くしても
すべてが100点満点とはならないことが普通です。
だから、朝早い分、夜はちゃんと寝て、
自分で体調を整えて、
難しい問題はとりあえず棚にあげて、
不要不急な雑事で精神力を削らないで、
少しでもいいコンディションで、
今日のブーケに向き合うこと。
凡人の自分にできること、全部。
全部かけてやっとなんとかたどりつく、
花嫁様の手元で、
花嫁さまを励まして、
その勇気になれる花。
ほんと鶴の恩返しの機織りみたいだ、といっつも思う。
羽を抜いてようよう織り上げる花を
どうか、少しでも気に入っていただけますように。
10年以上毎週やってても、
毎週のように、小心者はどきどきしていて、
花嫁さまに花、良かったですと言われてはじめて
気に入っていただけて、よかった。
と、安堵します。
では、皆様今日も本当にお疲れ様でした。



